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ロボットは魔法使いではない!

2018.10.02

 

先日、Business Insider Japan

電通の働き方改革担う「ロボット人事部」—— 600工程の効率化はロボット“だけ”では無理

という記事を読みました。(記事はこちらから

 

 

ロボット人事部って何?

 

 

「ロボット人事部がなければ、RPAはブームで終わりかねない」と指摘する人がいる。全社を挙げて働き方改革に取り組む電通のビジネスプロセスマネジメント局局長・小栁肇氏だ。

 

 

まず秀逸なのが「ロボット人事部」という命名。

 

さすが電通はセンスが良い。

 

RPAは触れたり見えたりする実態がないので、

どうしてもシステムとかアプリとかの類と思われてしまうことが多いのですが、

 

「ロボット人事部」という名称からは人間の代わりに事務作業を行うロボット

という本来の意味がよく伝わってきます。

 

 

最近、日本生命がRPAエンジニアについてロボットトレーナーという表現を用いているのを目にしましたが、

こういうこなれた表現が人口に膾炙することが案外RPA普及にとって大切なのではないでしょうか。

 

 

RPAは単に導入して終わりではない。実際には社員一人ひとりが立ち上げ、使い続けなくては成果は出ない。しかし、導入当初は「すごい」と思って使っても、2、3回すると「使わなくなる」のだという。

 

 

 

近い感覚だと、バイトが入ってきたのだが使えないので、結局全部自分でやった方が早い。

 

みたいなもので、

 

RPAは自動でなんでもやってくれる魔法のような技術ではなく、

慣れるまではむしろ面倒で扱いにくい新人だが慣れてくるととても頼りになる

人間と同じ、ロボットワーカーなのである。

 

 

電通のロボット人事部は30名。

ロボットにも社員番号を付与し、ロボットの使用方法の社内向け広報業務や、

ダッシュボードによる各ロボットの稼働状況の管理、

使用されていないロボットの使用の声がけなどを行なっているそうだ。

 

 

電通の事例は特別なのではなく、今後のRPA普及にとってかなりの核心部分であると思う。

 

ロボットを魔法でなく単なるワーカーと捉えることなくして、継続的なRPA運用は難しい。

 

むしろ、電通のような大企業は導入までをコンサルティング会社やシステムベンダーへ依頼できるが、

中小企業ではその導入から社内のロボット人事部で完結せざるを得ないだろう。

 

その時にロボット人事部に求められるスキルは多岐にわたる。

 

 

まずは、業務選定と標準化。

これは一般的にはコンサル領域だが中小企業の場合はロボット人事部が行わなければならない。

 

特に標準化については、中小企業は属人的であることがほとんどである為、大変な作業になるだろう。

 

 

次に開発環境の整備だ。PCスキルはもちろんのこと、

サーバーのこと、セキュリティのことなども最低限は知識が必要となる。

 

ここまできて、ようやくロボットの設定、プログラミングだ。

導入後も電通の例のように稼働管理、メンテナンスなど運用が必要になる。

 

また中小企業は単一業務だけでロボットの威力を最大限にすることは難しいので、

一人のロボットワーカーを有効活用する為に、複数の業務をプログラミングしなければならないので、

これら作業をいくつも繰り返さなければならない。

 

 

考えただけで大変である。

ロボットにより今後多くの職業がなくなり、またその分多くの新しい職業が生まれる

と池上彰氏が先日話していたが、

ロボット人事部長はその中でも確実に花形になるだろう。

 

 

RPAのこれから

 

 

「今は電通の社内SaaS(ソフトウェアの機能をネットワークを通して提供する方法)になっているが、これを日本のSaaSにしていきたい。積極的にノウハウを外に出すだけではなく、モジュール(部品)を安価に提供できないかも考えている。日本経済が人手不足や生産性の低さで停滞してしまったら、我々の取引先もいなくなってしまう。だからこそロボット人事部を積極的に広めて、少しでも日本経済の活性化に貢献できればと思っている」(小栁氏)

 

 

 

この発想も面白いと思いました。

ただその役割は電通なのかという感じもあるが、

でも確実にそういう今までに存在しなかったサービスや会社は生まれてくることでしょう。

 

現在、各ベンダーがRPAプログラミングの啓蒙を行なっていますが、

もっと広い範囲で、このロボット人事部という発想からの啓蒙がもっと必要なのではないだろうか。

 

 

 

実は当社アーツアンドクラフツでは、

現在この領域におけるトレーニングやモジュールなどを提供しています

 

このメディアRPA-Bizを通じてのお問い合わせの中でも一番多いのが、このトレーニングについてです。

意識の高い中小企業はRPAの内製化が確実に必要になるということに気づいているようです。

 

また、お問い合わせ企業の中でも一番多い業態が人材派遣会社です。

 

今後の人手不足で商売が難しくなってくることを予想して、

人だけでなく将来的にロボットも派遣しようと考えているようです。

 

私は、この人材派遣会社によるロボット派遣はとてもイメージが持てます。

 

RPAの特性がもっとも活きるのが単純作業なのですが、

どの業界にもその業界に特有な単純作業があります。

 

ただ業界特有というニッチ過ぎるあまり、

わざわざその作業を緩和する為に大規模なシステムやソフトウェアの開発は行われていないのが実情です。

 

そしてこの辺りの業務はRPAにぴったりです。

 

人材派遣会社は世に無数にありますが、

実は総合的な人材派遣している会社なんて大手数社だけで、それ以外は職種、業務特化型です。

 

それら中小規模の職種、業務特化型の人材派遣会社こそ、

それらニッチな課題をよく理解しています。

 

彼らこそが、本当にその業界にあったロボットを作り上げられることでしょう。

 

 

当社では、中小企業領域におけるRPAを推進する為に、このメディアからの情報発信以外に、

ワンストップによる開発受託、中小企業向けのパッケージやモジュールの開発、

そしてロボットトレーナー養成トレーニングを行っています。

 

それら4つを柱として多面的にRPAを盛り上げていきたいと考えています。

 

 

当社がロボットに特化した業務選定と標準化を行うコンサルタントを要していることや、

RPAだけでなくサーバーエンジニアなど幅広い技術者を要していること。

 

またコンサルティング会社であると共に事業会社として実業を行っている中で

自らRPAを導入し実証していることなどから、とても実践的なトレーニングだと好評をいただいています。

 

またトレーニング後のアフターフォローもコンサルタント、エンジニア双方でサポートしますので、

業務の選定、標準化、プログラミング、稼働管理などの運用まで全方位的にサポートできます。

 

 

ご興味のある方は、コンタクトください。

 

お問い合わせなどはこちらからどうぞ。

 

 

まとめ

最後は営業になってしまいましたが、ロボット人事部の必要性は揺るぎないものです。

 

三年ですっかりと景色が変わってしまう程進化の早い現代では、

それこそオリンピックが明けた頃にはロボット人事部が当たり前になっている時代がくるかもしれませんね。

 

 

 

 

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