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【UiPath Orchestrator環境を構築する】 その4 Orchestrator

2018.09.25

 

前回は、UiPath Orchestrator環境を構築するために、ElasticsearchKibanaをインストールしました。

 

 

【前回記事はこちら】

【UiPath Orchestrator環境を構築する】 その3 ElasticsearchとKibana

 

 

 

今回は、Orchestratorをインストールします。

 

今回も、Orchestrator v2018導入ステップバイステップガイドを参考にしながら、インストールしていきます。

 

OrchestratorTCP443ポートを使用しますが、インストーラーが設定してくれます。

 

インストーラーは、UiPathサイトからダウンロードできます。

インストーラー実行後、ライセンス条項に同意して、「Advanced」を選択します。

 

 

 

 

デフォルトのインストール項目にOrchestratorは含まれていませんので、追加しましょう。

 

 

 

 

不要な項目を外して、Orchestratorだけをインストールすることもできます。

 

今回は、Orchestrator Websiteとロボットロボット自動起動機能をインストールします。

 

 

 

 

ホスト名が正しいことを確認して次に進みます。

 

 

 

 

Application Pool Identity」を選択して次に進みます。

 

 

 

 

SQL Server名uipath_sqlの名前パスワードを入力して次に進みます。

 

 

 

 

ElasticsearchURLを入力して次に進みます。

 

 

 

 

Windows認証を使用する場合は、チェックを入れて、ADドメイン名を入力します。

 

今回は、チェックを入れずに進みます。

 

 

 

 

Install」をクリックします。

 

 

 

 

インストールが完了しました。「Launch ~」のチェックを外して終了します。

 

 

 

 

インストーラーがちゃんとWindowsファイアウォールを設定してくれたか確認します。

 

 

 

 

TCP443ポートが許可されています。

インストーラーでロボットの自動起動を選択した場合は、サービスも確認しておきます。

 

 

 

 

IISマネージャーで「UiPathOrchestratorYYYY.X」サイトが作成されていることを確認します。

 

 

 

 

SSMSUiPathデータベースにテーブルが作成されていることを確認します。

 

 

 

 

続いて設定ファイルを確認します。

 

まず、IISマネージャーでサイトを停止します。

 

 

 

 

サイトが停止したら、設定ファイル

C:\Program Files (X86)\UiPath\Orchestrator\Web.config

をメモ帳で開きます。

 

 

組織単位機能を有効にしたい場合は、「OrganizationUnit.Enabled」を検索し、

見つかった行のfalsetrueに変更します。

 

Orchestratorガイドには、まだテスト中、と書いてありますが、

この機能を必要とする環境は多いと思います。

 

 

 

 

Web.config内では、「<!–」と「–>」で囲まれた部分はコメントアウトされます。

続いて、Orchestratorのログの書き込み先を確認します。

 

logger name」で検索すると見つかります。

 

 

 

 

図のようにdatabase, robotElasticBufferと書かれている場合は、

SQL ServerElasticsearchの両方にログが書き込まれます。

 

Orchestratorガイドには、200万を超えるログを保持すると、

パフォーマンスの問題が発生する場合がある、と書かれています。

 

書き込み先をElasticsearchのみにする場合は、「database, 」を削除します。

 

 

 

 

Web.configには他にもたくさんの設定項目がありますので、Orchestratorガイドを見ながら、

ご自身の環境に合うように設定しましょう。

 

 

Orchestratorガイドは、ところどころ和訳文がわかりづらくなっているので、

英語版を読む方がよいかもしれません

 

 

 

Web.configの確認/変更が終わったら、IISマネージャーでサイトを開始します。

 

 

 

 

Orchestratorの画面を見てみましょう。

 

ブラウザで「https://ホスト名」を開きます。

 

ブロックされる場合は、信頼済みサイトに追加します。

 

 

 

 

 

 

Login画面が表示されたら、「default」テナントに、「admin」ユーザーでログインします。

 

パスワードは「890iop」を使用します。

 

ログイン後、パスワード変更を要求されます。

 

 

 

 

 

 

Orchestratorの管理画面が表示されたら、

右上のAボタン(adminの頭文字)をクリックしてメニューを表示し、「Settings」を選択します。

 

 

 

 

Generalタブで、Timezoneを変更します。

 

 

 

 

日本のタイムゾーンを選ぶ場合は、UTC+09:00の中から探します。

 

選択後、「SAVE」をクリックします。

 

 

 

 

 

 

他のタブにも設定項目があるので、環境に合わせて設定します。

 

 

設定が終わったら、他のPCのブラウザでもアクセスできることを確認します。

 

自己証明書は信頼度が低いので、ブラウザに警告が表示されますが、かまわずアクセスします。

 

 

 

 

 

 

他のPCのブラウザでもログイン画面を確認できました。

 

 

この時点で、管理用ユーザーの追加等はできますが、ロボットの登録はまだできません

 

ロボットを登録するには、ライセンスが必要となります。

 

 

ライセンシングについては、次回、説明します。

 

 

 

 

 

 

 

おまけ1 httpsではなくhttpでOrchestrator管理画面にアクセスできるようにする

 

 

ブラウザでOrchestratorを見るたびに自己証明書で注意されるのは面倒です。

 

設定をいくつかいじって試してみたところ、

httpでOrchestratorにアクセスできるようになりましたので、

ここでは、その方法について書きます。

 

 

まず、UiPathOrchestratorサイトを停止します。

 

 

 

 

UiPathOrchestratorサイトのバインドを編集します。

 

 

 

 

まずhttpを追加します。

 

 

 

 

種類がhttpになっていることを確認してから、ホスト名を入力し、OKをクリックします。

 

 

 

 

httpsを選択して削除します。

 

 

 

 

httpsが削除されたことを確認してから閉じます。

 

 

 

 

サーバーを選択して、サーバー証明書をダブルクリックします。

 

 

 

 

サーバー証明書を削除します。

 

 

 

 

Web.configをテキストエディターで開き、https接続に関する部分を探し出します。

 

 

 

 

コメントアウトします。

 

 

 

 

Web.configを上書き保存してから、IISマネージャーでサイトを開始します。

 

 

 

 

以上で設定は終わりです。

 

 

ブラウザで「http://サーバー名」を開いてみましょう。

 

ブロックされる場合は信頼済みサイトに追加します。

 

 

念のため、他のPCのブラウザでも確認しておくとよいでしょう。

 

 

 

 

おまけ2 ディスク使用量

 

 

今回作成した3サーバーの、Orchestratorのインストールが終わった時点でのディスク使用量を調べました。

 

Orchestrator用サーバーのディスク使用量:

 

 

SQL Server用サーバーのディスク使用量:

 

 

Elasticsearch+Kibana用サーバーのディスク使用量;

 

 

 

 

 

今後、ロボットを動かしながら、ディスク使用量や、ログやデータベースのサイズの変化を見ていく予定です。

 

 

 

 

 

【UiPath Orchestrator環境を構築する】 その3 ElasticsearchとKibana

2018.09.20

前回は、UiPath Orchestrator環境を構築するために、SQL Serverをインストールしました。

 

【前回記事はこちら】

【UiPath Orchestrator環境を構築する】その2・・・SQL Server

 

 

今回は、ElasticsearchとKibanaをインストールします。

今回も、Orchestrator v2018導入ステップバイステップガイドを参考にしながら、

インストールしていきます。

 

 

まずはWindowsファイアウォールの設定をします。

SQL Server用にTCP 1433ポートを設定したときと同じ手順で、

Elasticsearch用のTCP 9200ポートKibana用のTCP 5601ポートに受信許可設定をします。

 

 

 

 

 

作成した規則をダブルクリックすると、

プロパティが表示されるので、設定内容を確認しましょう。

 

 

 

 

続いてJava Runtime Environmentをインストールします。

Javaのサイトから推奨バージョンをダウンロードします。

 

 

 

 

推奨バージョンのJREのインストールが完了したら、

エクスプローラーでインストールされたフォルダのパスをコピーします。

 

 

 

 

コピーしたパスを、環境変数JAVA_HOMEに設定します。

 

スタートメニュー右クリック→システム→システムの詳細設定→環境変数

 

の順にクリックしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

環境変数ウィンドウが表示されたら、ユーザー環境変数(上段)ではなく、

システム環境変数(下段)の新規ボタンをクリックします。

 

 

 

 

変数名に「JAVA_HOME」と入力し、

変数値に先ほどコピーしておいたパスをペーストしてOKをクリックします。

 

 

 

 

システム環境変数にJAVA_HOMEが追加されたことを確認したら、

OKをクリックしてウィンドウを閉じます。

 

 

 

 

 

Javaの設定が終わりました。

 

 

次は、Elasticsearchをインストールします。

 

Elasticsearchのサイトから、インストーラーをダウンロードします。

 

 

 

 

ダウンロードしたインストーラーを実行すると、ウィザードが表示されます。

 

LocationとServiceについては、デフォルト値を使用するので、

NEXTをクリックするだけでよいです。

 

 

 

 

 

 

Configurationでは、いくつか確認すべき点があります。

まずはウィザードが自動入力してくれているNode nameがホスト名になっていることを確認しましょう。

ADに参加している場合は、ドメイン部分まで書きます。

 

 

 

 

次に、Elasticsearchが使用するメモリサイズを指定します。デフォルトは2GBです。

ステップバイステップガイドには、OSメモリの半分以下を割り当てる、と書かれています。

今回使用しているサーバーはメモリが4GBしかないせいか、2GBから変更できませんでした。

 

 

 

 

もっと多くのメモリが積まれている場合は、

つまみを左右に動かすことによって割り当てるメモリサイズを変更することができます。

 

Hyper-Vの仮想マシンで動的メモリを有効にしている場合は、注意が必要です。

動的メモリの場合の注意点については、後半のおまけの中で説明します。

 

 

Lock JVM memory」は、スワップによるパフォーマンス低下を避けるための設定です。

ここではデフォルトのままにしておいて、使用していくうちに問題が出てきたら設定を変えることにします。

 

Network hostは空欄にしておきます。

ここを空欄(デフォルト)にしておくと、localhostからのアクセスのみを受け付けるようになります。

インストールが無事成功したら、設定ファイルを編集し、

プライベートIPアドレスからのアクセスも受け付けるように設定しなおします。

 

 

 

 

ウィザードを進めると、プラグインを選択するパートになりますが、

筆者の環境ですと、日本語検索のためのプラグイン「Japanese (kuromoji) analysis」等

にチェックを入れるとValidation Errorとなり、インストールを進められなくなります

 

 

 

 

よくよく見てみると、ステップバイステップガイドのサンプル画像でもValidation Errorが出ています

ひとまずここはチェックを外して、プラグイン無しでインストールします。

Elasticsearch installed successfully」と表示されたら、さっそくブラウザで確認してみましょう。

Open Elasticsearch in the browser」をクリックします。

 

 

 

 

Internet Explorerのダウンロード

~.json このファイルを開くか、または保存しますか?」が表示されたら、

ファイルを開きます。

今回は内容を表示するだけですので、ファイルを開くためのアプリは何でもかまいません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブラウザを閉じて、ウィザードを終了します。

設定ファイルを編集するために、サービスを終了します。

 

 

 

 

C:\ProgramData\Elastic\Elasticsearch\config\elasticsearch.yml」をメモ帳で開きます。

C:\ProgramData」フォルダは、デフォルトでは隠しフォルダになっています。

 

 

 

 

ウィザードではデフォルトにしていたNetwork hostの設定を追加します。

追加する内容は、「network.host: _site_, _local_」です。_site_は、

プライベートIPアドレスからのアクセスを受け付ける設定、_local_は、

localhostからのアクセスを受け付ける設定です。

 

 

 

 

変更内容を保存してメモ帳を閉じたら、サービスを起動します。

 

 

 

 

http://localhost:9200」と「http://ホスト名:9200」の両方で接続できることを確認します。

 

http://ホスト名」が信頼済みサイトではない、という警告が表示されたら、

信頼済みサイトに追加してから、もう一度URLを入力します。

 

 

 

 

さらに、同じネットワーク内にある他のPCのブラウザでも、

http://Elasticsearch用サーバー名:9200」で接続できることを確認します。

 

 

 

 

設定が反映されたことを確認できたら、先ほど入れられなかったプラグインを追加しましょう。管理者権限のコマンドプロンプトで、以下のコマンドを入力します。

 

cd \Program Files\Elastic\Elasticsearch\bin

elasticsearch-plugin.bat install analysis-kuromoji

 

 

 

 

成功すると、「Installed analysis-kuromoji」と表示されます。
サービスを再起動すると、プラグインが読み込まれます。
Elasticsearchの設定は以上です。

 

 

 

次は、Kibanaをインストールします。

Elasticsearchのサイトから、ZIPファイルをダウンロードします。

 

 

 

 

ダウンロードしたZIPファイルをダブルクリックすると、

kibana-5.5.2-windows-x86」というフォルダが表示されるので、

これを、「C:\ProgramData\Elastic」フォルダ内にコピーします。

 

 

 

 

ファイル数が多いのでコピーには時間がかかります。コピーが終わったら、

フォルダ名を「kibana-5.5.2-windows-x86」から「Kibana」に変更します。

 

 

 

 

C:\ProgramData\Elastic\Kibana\config」内のkibana.ymlをワードパッドで開きます。

メモ帳で開くと、改行されていない状態で表示されてしまうので、ワードパッドを使用します。

server.host」の設定を追加してテキスト形式で保存します。

 

 

 

 

 

 

C:\ProgramData\Elastic\Kibana\bin」フォルダ内にあるkibana.batを実行します。

 

 

 

 

Status changed from yellow to green – Ready」と表示されたら、成功です。

このコマンドプロンプトは閉じてしまうと、Kibanaも同時に終了してしまいます

コマンドプロンプトをそのまま置いておいて、Internet Explorerで「http://自ホスト名:5601」を開きます。

 

 

 

 

about:blank」に関する表示が出たら、信頼済みサイトに追加します。

 

 

 

 

Configure an index pattern」というページが表示されれば成功です。

 

 

 

ブラウザとコマンドプロンプトを閉じてKibanaを終了します

(インデックスパターンの設定は、Orchestratorをインストールした後に行います)。

 

Kibanaをサービスに登録するために、NSSMを使用します。

NSSM 2.24のZIPファイルをNSSMサイトからダウンロードします。

 

 

 

 

ダウンロードしたZIPファイルをダブルクリックすると、

nssm-2.24」というフォルダが表示されるので、

これを「C:\Program Files」フォルダにコピーします。

 

コピー後、管理者権限のコマンドプロンプトで、以下のコマンドを入力します。

 

 

cd \Program Files\nssm-2.24\win64

nssm.exe install “Elasticsearch Kibana” “C:\programData\Elastic\Kibana\bin\kibana.bat”

 

 

 

Service “Elasticsearch Kibana” installed successfully」と表示されたら成功です。

サーバーマネージャーからサービスを起動して、

Elasticsearch Kibana」サービスが登録されていることを確認しましょう。

 

 

 

 

自動起動設定はされていますが、

この時点ではまだ「Elasticsearch Kibana」は実行されていません。

右クリックして「開始」します。

 

 

 

 

 

 

Elasticsearch Kibana」サービスが「実行中」状態になりました。

Internet Explorerで「http://自ホスト名:5601」を開いて、

Configure an index pattern」が表示されることを確認します。

念のため、他のPCのブラウザでも確認しておくと良いでしょう。

 

 

 

 

以上で、ElasticsearchとKibanaの設定は終わりです。

 

 

次回は、Orchestratorをインストールします。

 

【次回記事はこちら】

【UiPath Orchestrator環境を構築する】 その4 Orchestrator

 

 

 

 


おまけ1 Hyper-V仮想マシンへのElasticsearchインストール

 

Hyper-Vの仮想マシンで動的メモリを有効にしている場合、注意が必要です。

 

 

 

 

動的メモリが有効になっていると、

ウィザードが起動された時点で仮想マシンに割り当てられていたメモリサイズが、

ウィザード上でElasticsearchに割り当てられるメモリサイズの最大値となってしまいます。

 

 

 

動的メモリを無効にしている場合

 

 

 

 

 

 

 

動的メモリを有効にしている場合

 

 

 

 

 

動的メモリを使用する場合は、あらかじめ「この仮想マシンが使用できるメモリの量」、

もしくは、「最小RAM」を大きめに設定しておきましょう。

 

 

 

 

【UiPath Orchestrator環境を構築する】その2・・・SQL Server

2018.09.19

【前回記事はこちら】

 

【UiPath Orchestrator環境を構築する】その1・・・初期設定

 

 

 

前回は、UiPath Orchestrator環境を構築するためのWindows関連の設定を行いました。

 

 

今回は、SQL Server用サーバーに、SQL Server 2017をインストールします。

 

まずはWindowsファイアウォールを設定します。サーバーマネージャーのツールメニューで、

セキュリティが強化されたWindowsファイアウォール」を選択します。

 

 

 

 

セキュリティが強化されたWindowsファイアウォール」が表示されたら、

左ペインの「受信の規則」を選択してから、右ペインの「新しい規則」をクリックします。

 

 

 

 

新規の受信の規則ウィザード」が表示されたら、「ポート」を選択して次に進みます。

 

 

 

 

TCP」と「特定のローカルポート」を選択し、

SQL Serverが使用するポート番号「1433」を入力してから、次に進みます。

 

 

 

 

接続を許可する」を選択して次に進みます。

 

 

 

 

規則が適用されるプロファイルは、ご自身の環境に合わせて選択してください。

筆者の環境では特に限定する必要が無いので、すべてにチェックを入れています。

 

 

 

 

最後に、受信規則に名前を付けます。「SQL Server」等、わかりやすい名前を付けましょう。

完了をクリックすると受信の規則が追加されます。

 

 

 

 

SQL Server用の受信の規則が作成されました。

 

 

 

ファイアウォールの設定が終わったら、SQL Serverをインストールします。

SQL Server 2017の評価版は、Microsoftのサイトからダウンロードできます。

 

 

EXE形式をダウンロードして起動すると、インストールの種類を選択する画面が表示されます。

メディアのダウンロード」を選択すると、インストールメディアをISO形式でダウンロードできます。

 

 

 

 

 

 

ダウンロードしたISOファイルをダブルクリックすると、メディアの中身が表示されます。

Setupを実行すると、SQL Serverインストールセンターが表示されます。

 

 

 

 

 

 

左のインストールメニューから、新規スタンドアロンインストールを実行します。

 

 

 

 

今回は、無償のエディションを指定します。

 

 

 

 

ライセンス条項に同意すると、ルールチェックが行われた後に、

Microsoft Updateを使用するか尋ねられます。

チェックを入れて次に進みます。

 

 

 

 

インストールルールでチェックが行われます。

Windowsファイアウォールの警告は無視してよいです。

 

 

 

 

インストールする機能の選択で、「データベースエンジンサービス」を選択して次に進みます。

 

 

 

 

インスタンスの構成で「既定のインスタンス」を選択します。

 

 

 

 

サーバーの構成では、照合順序を「SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS」に設定します。

 

 

 

 

 

 

 

 

認証モードはどちらでも構わないようです。

今回は混合モードに設定します。

現在のユーザーの追加」を行ってから、次に進み、インストールを実行します。

 

 

 

 

 

 

 

 

インストールが完了したら、SQL Serverインストールセンターも終了します。

SQL Server関連サービスの設定を確認します。

サーバーマネージャーのツールメニューからサービスを選択します。

 

 

 

 

 

 

続いてSQL Server Management Studio (以下SSMS)を、

Microsoftのサイトからダウンロードしてインストールします。

インストーラーを実行して、インストールボタンを押すだけです。

 

 

 

 

 

 

スタートメニューの「Microsoft SQL Server Tools」内にある、

SSMSを起動してSQL Serverにログインします。SQL Server認証で接続します。

 

 

 

 

ログイン後、オブジェクトエクスプローラで、UiPathデータベースを作成します。

 

 

 

 

データベース名に「UiPath」と入力し、OKをクリックします。

 

 

 

 

次に、新しいログインを作成します。

 

 

 

 

全般メニューで、ログイン名「uipath_sql」を入力します。SQL Server認証を選択します。

 

 

 

 

次に、サーバーロールメニューで、dbcreatorを追加します。

 

 

 

 

続いて、ユーザーマッピングメニューで、masterデータベースとmsdbデータベースのpublic

UiPathデータベースのdb_ownerpublicの役割を与えたら、

OKをクリックしてユーザーを作成します。

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、作成したユーザーに権限を与えるクエリを発行します。

新しいクエリ」ボタンをクリックします。

 

 

 

 

以下のクエリを書き込んだら、「実行」ボタンを押します。

 

USE master

GO

GRANT EXECUTE TO [uipath_sql]

GO

 

USE msdb

GO

GRANT EXECUTE TO [uipath_sql]

GO

 

 

作成したユーザーでログインできることを確認するため、SSMSを終了してから接続しなおします。

終了時にクエリを保存するかどうか尋ねられますが、保存する必要はありません。

 

 

 

 

以上でSQL Server関連の設定は終わりです。

 

次回はElasticsearchKibanaをインストールします。

 

 

【次回記事はこちら】

【UiPath Orchestrator環境を構築する】 その3 ElasticsearchとKibana

 

 

 

 

 

おまけ UiPathデータベースの中身

 

UiPathデータベースの中身が気になる人もいらっしゃると思います。

今回の手順ではデータベースを作成しただけなので、

テーブル一覧を表示させても結果は下図のようになります。

 

 

 

 

Orchestratorのインストール直後に同じことをすると、以下のような結果が出ます。

 

 

 

 

58個のテーブルが作成されています。

ときどき中身を確認したくなりそうなテーブルもいくつか作られています。

 

 

 

 

 

 

 

【UiPath Orchestrator環境を構築する】その1・・・初期設定

2018.09.18

UiPathの扱いに慣れてくると、

きっとUiPath Orchestratorを使ってロボットを管理してみたくなるでしょう。

 

UiPath Orchestratorを導入することにより、スケジュール管理やログ管理など、

さまざまなことを実現できます。

 

UiPath Orchestratorを試すのに最も簡単な方法は、

UiPath社が公開してくれているUiPath Community Edition Orchestratorを利用することです。

 

簡単な手続きをするだけで、UiPath Orchestratorによるロボット管理の雰囲気を掴めるようになります。

こちらを利用しても良いのですが、サーバサイドの理解も深めるために、

UiPath Orchestrator環境を構築してみようと思います。

 

UiPath Orchestrator環境を用意するために必要なハードウェア要件やソフトウェア要件は、

UiPath Orchestratorガイドにまとめられていますので、一度、目を通してみてください。

 

 

大まかに言うと、以下の役割を果たすWindows Serverを用意することになります。

 

・UiPath Orchestrator Web Server (必須)

・Microsoft SQL Server (必須)

・Elasticsearch、Kibana (オプション)

 

基本はサーバー3台、小規模な環境ではサーバー2台でも可、とガイドに書かれています。

今回は、Hyper-V上に仮想サーバー3台を用意します。

 

 

Orchestrator v2018導入ステップバイステップガイドを参考にしながら、

以下の順番でインストールしていきます。

 

1:Windows Serverの設定

2:SQL Serverの設定

3:ElasticsearchとKibanaの設定

4:Orchestratorの設定

 

今回はWindows Serverの設定をします。

MicrosoftのサイトからWindows Server 2016評価版をダウンロードできます。

 

 

まずはOSのインストールやネットワークの設定、Windows Update等を済ませましょう。

準備が終わったら、以下の設定を行っていきます。

 

1:役割と機能の追加

2:Web Deploy 3.5とURL Rewrite 2.1のインストール

3:自己署名証明書の作成

 

いずれも、Orchestrator用サーバーに対して行います。

 

 

まずは、役割と機能を追加します。

念のため、デフォルトの役割と機能を確認しておきます。

 

 

 

 

ウィザードをサーバーマネージャーから起動して、役割と機能を追加していきます。

 

 

 

 

ウィザードが表示されたら、「サーバーの役割の選択」が表示されるまで「次へ」を繰り返します。

サーバーの役割の選択」が表示されたら、「Webサーバー(IIS)」にチェックを入れます。

 

たまに、追加しようとしている役割に必要な機能も追加するかどうかを尋ねられるので、

そのときは、追加してあげましょう。

 

 

 

 

次へ」をクリックすると、「機能の選択」が表示されます。

ステップバイステップガイド「2.2. 前提条件のコンポーネントのインストール」内の

表に記載されている機能を追加します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インストールオプションの確認」に進み、

必要に応じて対象サーバーを自動的に再起動する」にチェックを入れてから、

インストールをクリックします。

 

 

 

 

 

正常に完了しました」と表示されたら、「閉じる」をクリックして終了します。

役割と機能がちゃんと追加されているか確認します。

 

 

 

 

問題なさそうです。

 

次は、Web Deloy 3.5URL Rewrite 2.1をダウンロードします。

どちらも、x86用ではなくamd64用をダウンロードします。

 

 

 

 

 

 

 

 

ダウンロードしたインストーラーを実行します。

Web Deploy 3.5は「標準」セットアップでインストールします。

 

 

 

 

URL Rewrite 2.1もインストールします。選択する項目が無いので割愛します。

 

次は、自己署名証明書を作成します。

サーバーマネージャーからIISマネージャーを起動します。

 

 

 

 

IISマネージャーで、サーバーを選択してから、サーバー証明書をダブルクリックします。

 

 

 

 

自己署名入り証明書の作成」をクリックします。

 

 

 

 

FQDNを入力し、証明書を作成します。

 

 

 

 

自己署名証明書が作成されたことを確認します。

 

 

 

Orchestrator用サーバーのWindows関連の設定は以上です。

 

次回は、ElasticsearchKibanaの設定を行います。

 

【次回記事はこちら】

【UiPath Orchestrator環境を構築する】その2・・・SQL Server

 

 

 

おまけ

 

UiPath Orchestratorとは直接関係ありませんが、

Windows Serverの設定をするときに手助けになりそうな小ネタを書きます。

 

 

 

 

おまけ1 コンピューター名の設定方法

 

 

コンピューター名の設定方法がわからない方のために。下の画像を参考にしてください。

 

 

 

 

スタートボタン右クリック→システム→システムの詳細設定→コンピューター名タブ→変更、

 

とクリックしていくと、コンピューター名の入力欄が表示されます。

新しいコンピューター名を入力してOKボタンを押すと、

再起動を促す表示が出ますので、再起動しましょう。

 

 

 

 

おまけ2 役割と機能の一覧

 

 

Windowsの役割と機能の一覧をPowerShellで出力する方法です。

Windows ServerPowerShellで「Get-WindowsFeature」コマンドを実行すると、

役割と機能の一覧を取得できます。

 

 

 

 

ただし、機能の名前が長いと、省略されてしまいます。

 

この例ですと、「Active Directoryライトウェイトディレクトリサービス」が省略されています。

 

省略させずに表示させたい場合は、

Get-WindowsFeature | Format-Table -Autosize -Wrap」を使用しましょう。

 

 

 

 

インストールされている機能だけを表示したいときは、

Get-WindowsFeature | oss | sls \[X」を使用します。

 

Format-Tableと組み合わせることも可能です。

 

 

 

 

おまけ2のおまけ

 

 

Windows10にはGet-WindowsFeatureコマンドはありませんが、

代わりにGet-WindowsOptionalFeatureコマンドを使用できます。

 

Windows10で役割と機能の一覧を取得したいときは、

Get-WindowsOptionalFeature -Online | Format-Table」とすると、見やすくなります。

 

 

 

 

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