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RPA導入で失敗しないために ~費用対効果編~

2018.11.02

目次

  1. RPAの導入・運用保守コスト
  2. RPA導入効果の試算ポイント
  3. RPA導入における人件費削減効果の事例
  4. さいごに

 

 

 

 

最近では大企業のみならず、自治体や中小規模の企業にも導入が進んでいるRPAですが、

実際にRPAを導入することによってどのくらいの効果が期待できるのでしょうか?

 

今回のコラムでは、RPA導入の費用対効果を出すためのヒントとして、

RPA導入で発生する費用や事例について整理していきたいと思います。

 

 

 

 

1.RPAの導入・運用保守コスト

RPAツールの種類や導入方法により費用は大きく異なりますが、

RPA導入において、一般的にかかる費用は以下のようなものがあります。

 

 

RPAの導入・運用保守コスト>

  • RPAライセンス費用
  • 人件費(社内リソースまたは外部人材コスト)
  • RPA専用端末(起動用/実行用)やサーバ等のハードウェア費用
  • メンテナンス費用(保守を外注する場合)

 

 RPAライセンス費用

RPAツールによって、ライセンス形態(デスクトップ型もしくはサーバ型)や価格が大きく異なりますので、

事前に確認することをお勧めします。

 

一般的に、デスクトップ型の方がサーバ型に比べライセンス形態はシンプルで費用も安く設定されています。

 

一方で、サーバ型は価格が高く、ライセンスの単位(ユーザまたはサーバに対して1ライセンスなのか)が

RPAツールによって異なりますので、注意が必要と言えます。

 

RPAツールの選定にあたって、デスクトップ型かサーバ型かで迷われている場合は、

デスクトップ型/サーバ型両方の機能を備えているUiPath等のツールを検討すると良いでしょう。

 

こうしたRPAツールを使用することによって、

例えば、まずデスクトップ型で一部の部署でデスクトップ環境で試験的に導入した後、

全社展開する際にサーバ型に切り替え、開発者を増やしたり実行数を増やす、といったことを効率的に行うことができます。

 

 

RPAベンダーのWebサイトを見ると、ライセンス費用については公開していないベンダーが多いです。

検討されているRPAツールが決まっている場合は、一度ベンダーに問い合わせをしてみるとよいでしょう。

 

 

人件費

RPAは、基幹システムと比較して導入しやすいですが、とはいえある程度の専門スキルが必要なため、

社内人材のみで導入することはハードルが高いと言えるでしょう(下記「RPAの導入ステップ」参照)。

 

その場合、外部のSIerやコンサルタントへのRPA導入支援を依頼するための費用も検討する必要があります。

 

<参考>RPAの導入ステップ

1.業務ヒアリング/導入範囲検討

対象部署の社員に対して、業務内容の詳細ヒアリングを行い、対象業務のRPA化の可否を判断する。

2.各種ドキュメント作成

対象業務をRPA化するにあたり、ベースとなるドキュメント作成を行う(例:業務フロー、マニュアル、業務一覧など)

3.対象業務のRPA

RPA化が可能な業務について、RPAツールで自動化する。

(こちらは、各部署のユーザが行うケースもあるが、最初から自動化を行うにはプログラミング知識やツールの慣れ等が必要なため、教育が必要なため、外部のSIerやコンサルタントが行うことが多い。)

4.RPA運用方法の確立

ロボットの構築ルールや運用フロー、保守体制等、各部署にRPAを浸透させるための運用を確立させる。

5.RPA運用の定着化

各部署でRPAを使用するための環境面の整備や社員教育等を行う。

6.RPA導入効果の把握

RPA導入の費用対効果を追跡する。

 

 

RPA専用端末やサーバ等のハードウェア費用

RPAを稼働させるための専用端末や、ロボットを集中管理するためのサーバ等の費用についても検討が必要です。

 

 

メンテナンス費用(保守を外注する場合)

RPAの稼働が始まると、次はロボットのエラー対応等のメンテナンスが必要になります。

IT部門など、ITに精通する部署があれば、そちらの部署でRPAの保守が可能ですが、

通常業務と並行して保守を行ったり、社内でRPA専門部署を立ち上げることは簡単ではないでしょう。

 

その場合の選択肢の一つとして、RPAの保守を外部企業に委託するケースがあります。

 

参考に、以下にRPA保守の実施事項を紹介します。

 

<参考>RPA保守の実施事項

・ロボットの障害時対応/問い合わせ管理

ロボットの起動ができない時など、各部署のユーザからの問い合わせ対応を行う。

・ロボットの開発

各部署からの要望をもとに、対象業務のRPA化の可否判断からロボットの開発までを行う。

・ロボットの改作

インプット情報の変更などがあった際、ロボットの内容を変更する。

・ロボット管理

全社で使用しているロボットを管理台帳等を使用して一元管理する。

RPAツールのライセンス/ユーザ管理

ライセンス管理台帳等を使用してRPAツールのライセンス/使用者の管理を行う。

 

 

 

 

2.RPA導入効果の試算ポイント

RPAの導入効果を試算する際にポイントとなるのは、

①対象業務で現状どのくらいの業務時間を要しているのか

RPA導入でどのくらいの業務時間を削減できるか

を正確に把握しておくことです。

 

こちらのやり方としては、あらかじめ、業務ごとの時間を把握するためのフォーマットを作成することをお勧めします。

このフォーマットは、最終的に導入効果を算定する際の重要な根拠になります。

 

フォーマット作成に当たっては、以下のサイト内「業務一覧」を参考にしてみてください。

 

 

<参考Webサイト>

(2)RPA導入に向けた初回業務ヒアリング ~ まずはRPAに拘らず現状業務を客観的に分解(RPA biz

RPA導入の進め方~事例から見るノウハウ・必要ステップ(1): 最初の業務分析・棚卸

 

 

 

 

 

3.RPA導入における人件費削減効果の事例

最後に、多くのRPA導入企業が定量的効果として期待する人件費削減効果について整理するために、ある事例を紹介します。

 

 

A社事例:コールセンターでの顧客データ登録作業

 

A社では毎月3,000件程度発生する作業があります。

それはA社の顧客からコールセンターにクレームがあった際に、顧客管理システムを更新する作業です。

実際の自動化する作業内容は「クレーム台帳から顧客IDをコピー」「顧客IDを使用して顧客管理システムを更新」の2つです。

 

これらの作業の一回一回はそれほど多くの時間を要するものではなく、数分の作業ですが、

この作業をRPAで自動化したことによって、月3,000件の業務時間にして50時間も発生していた作業を削減することができました。

 

月間50時間の工数削減というのは、1日の基本労働時間を8時間とすると約6人日分の削減効果ということになります。

 

つまり人件費に換算すれば、「毎月6人分の日当を削減している」という計算です。

 

月給30万円の社員の場合、月間労働時間が160時間だとすると、

この社員の時給は1,875円となり、日当は1万5,000円です。

 

 

従ってA社事例の場合、毎月30万円の人件費削減効果があります。

 

RPAツールを利用するための年間コストが60万円だとすると、一つの業務自動化だけで2か月で費用を回収できてしまう計算になります。

 

 

このA社事例では、A社に存在する様々な業務のうちたった一つの業務プロセスを自動化したものです。

 

従って、このRPAツールの適用範囲を広げれば、さらに多くの人件費削減につながることになります。

 

 

 

 

4.さいごに

いかがでしたでしょうか。

今回のコラムでは、RPA導入で発生するコストや人件費削減効果の事例について紹介しました。

 

RPAの費用対効果に関してご興味を持たれた方は以下のサイトも参考にしてみてください。

 

 

 

<参考Webサイト>

費用対効果のジレンマを超える!RPAチャットボットでRPA導入時の障壁を解決(Ledge.ai

https://ledge.ai/rpa-dilemma/ 

RPA導入ROIを明確にする(DEXCAロボティック)

https://dmc-service.com/clarify-rpa-introduction-roi 

RPA導入で注意すべき3つのポイント(業務可視化Note

https://kashika.biz/sps_important_point_of_rpa/ 

「同僚はロボット」RPAによる人事業務自動化と費用対効果(beyond globalグループ)

https://globalleaderlab.com/rpa?doing_wp_cron=1539406075.5295081138610839843750#tittle5

 

 

 

 

 

 

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