2018.03.23
BPOをビジネスとしてお考えの方へ。特にIT系に強い会社なら、RPAやAIの分野を取り込んだ方が良いと推測できます。
基本的に効率の悪い業務を改善するために、社外にアウトソーシングし、コアなビジネスを伸ばすことがBPOの目的です。つまり、人の手を借りずコンピューターを使い、自動処理をしてくれる方が、正確な仕事をしてくれます。
今いる人材を仕事に借り出して、目先の利益を追求するのではなく長いスパンで考えた方が喜ばれると思いませんか。働き方改革に賛同するなら、社内やパートナー企業の方も幸せになれる働き方をおすすめします。
RPAとは、ロボティック・プロセス・オートメーションと呼ばれ、機械学習や認知技術、人工知能を活用した自動化処理のことである。主にバックオフィス業務など、膨大な人の手を使って成り立たせる仕事は、一定の成果をあげており、人件費削減に繋がっています。
厳密には人件費削減というより、ヒューマンリソースの確保に繋がります。RPAやAIは、人間と違って、24時間稼働ができます。つまり、大変な仕事も文句ひとつ言わずにコツコツと業務を行ってくれるのです。
様々な所でAIやロボットによって奪われる仕事が語られています。BPO専門にビジネスを行っている場合、クリティカルなダメージを負う可能性もあります。
アウトソーシング元の企業からすると、BPOビジネス業者に業務を委託せずとも、社内でRPAやAIで業務をこなせるなら、そちらを選択する可能性もあります。
もちろん、コスト面に最終的なジャッジをすると思いますが、ノウハウやスキルが自社に溜まり続ける、RPAの内製化の方が良しとする企業もあります。
社外に業務を出すということは、情報漏えいのリスクも負うことになります。もちろん、BPOビジネスを生業としている企業様は、セキュリティは強化しています。むしろ、セキュリティ面が強化できない場合は、参入しない方が良いでしょう。
しかし、どんなに強くしたとしても人の手によって間違いが起きてしまいます。不用意にリスクを負う必要はないでしょう。
BPOビジネスを考えれば考えるほど、今は良いものの将来は不安になります。AIが発達し、仕事がどんどん奪われていく中、それを収入の柱にするのは怖いです。まだ、実績や成功事例が多くないため、ためらう企業もいるのは事実です。しかしそれは時間が解決してくれるでしょう。
国策として考えられている働き方改革の波にのるために、BPOビジネスの在り方も考え直す必要はありそうですね。