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完全無料のRPAツールWorkFusionとは

2018.08.17

RPAツールは基本的に高額なものが多く、

エンタープライズ向けだと年間数百万円以上かかり小規模でも年間数十万円といった価格帯です。

 

なので中小企業やベンチャーでは価格がネックとなり導入に踏み切れないケースも多くあります。

 そのため無料のRPAツールは多くの企業で求められており、

Google検索でも「RPA」と一緒に「無料」「フリー」などのワードが非常に多く検索されています。

 

 

みなさんはWorkFusionというRPAツールご存知でしょうか。

このツールはなんと無料で提供されています。

 

UiPathのCommunity Editionのように小規模事業者のみなどの制約はなく商用で堂々とRPAを無料で使うことが可能です。

今回はそのWorkFusionの特徴・メリット・デメリットなどを解説していきます。

 

WorkFusionはなぜ無料なのか

 

「無料より怖いものはない」という言葉がある通り、

日本ではまだあまり浸透していないWorkFusionを無料という理由だけで使用するにはかなり不安がありますし、

すこし高くても有名なWinActorやUiPathを選ばざるを得ないのが現状かと思います。

 

まずはその不安を取り払う為に、なぜ無料で提供しているのかを解説します。

 

 

WorkFusionは2012年マサチューセッツ工科大学発祥の比較的歴史の浅い企業です。

 

さらにWorkFusionの提供するRPAツール「RPA Express」は2017年にリリースされたばかりで、

まだリリースから1年ほどしか経っていません。

 

しかし、本拠地のアメリカではすでにRPAのBIG3といわれる、

Automation Anywhere, Blue Prism, UiPathのポジションに最も近い存在とも言われるほどユーザ数を急激に伸ばしています。

 

全世界でのユーザ数は現在3万以上と発表されおり、単に無料というだけではこれほどの利用はされないはずです。

 

 

WorkFusionはRPA×AIを前提として捉えており、

現在普及しているRPAは既存の技術のみしか使用していないので廉価版として無料で提供しています。

 

廉価版といえど他のUiPathなどと管理機能など含め引けをとらない機能を有しています。

これに加えて上位版が用意されており、こちらが年間150ドルで提供されています。

 

上位版を購入するとOCRや機械学習を活用した機能が使用できるようになります。

 

つまりWorkFusionはフリーミアムのビジネスモデルで収益を得ているので、

無料の機能を安心して使用することができます。

機能面の特徴

 

 

RPA Expressの開発画面

 

・Xpathまたはイメージ認識で画面認識

自動化の対象となるシステムのインターフェースをどのように認識するかはRPAツールの個性がでるところです。

 

WorkFusionはAIを活用したイメージ認識技術に強みを持っている企業なので、

今まで画像のマッチングで場所を特定するイメージ認識が中心でした。

 

しかしどれほど優れたイメージ認識でもユーザインタフェースは変化が多いので稼働が不安定になることが多いのも事実です。

 

WorkFusionは2018年5月のメジャーアップデートにイメージ認識に加えて、

システムの構造解析をして場所を特定するいわゆるオブジェクト認識が可能になりました。

 

オブジェクト認識にも種類がいくつかありますがウェブの場合Xpathによる指定方式を採用しています。

 

すこし、技術的な知識が必要ではありますが本格的につくりこめばUiPathやBizRobo!と同レベルの安定性をもったロボット開発も可能です。

 

 

・Chrome、FireFoxと相性が良い

RPAツールはInternet Explorerにしか対応していなかったり、独自ブラウザしか使用できないといったものが多いです。

拡張機能としてChromeなどが使えるといったツールもあります。

 

しかしWorkFusionはデフォルトでChrome, Fire Fox, Internet Explorerをサポートしている為、

特定のブラウザでの操作が必要な場合WorkFusionは非常に相性が良いです。

 

 

・管理機能がデフォルトで搭載

通常RPAの管理機能を導入しようすると安くても200万円以上はしますが、

WorkFusionではControll Towerという管理機能までもが無料で使用できます。

 

しかし、無料版だと他のデバイスとの連携がとれないため実質社内のRPA全体管理に活用するのは難しいですが、

スケジュール稼働などの機能は無料版で使用することができます。

 

有償版を購入する他のデバイスと連携がとれるようになります。

有償版は日本円で約180万円程度なのでこれでも十分に安いです。

 

 

日本でのサポート体制

 

・販売代理店

本格的のアメリカでのシェア拡大に注力している為か、日本での販売代理店は現状ありません

導入や活用をサポートできる企業も限られています。

 

・オンライントレーニング

すべて英語のコンテンツですが、Automation Academyという無料のe-ラーニングサイトと、

WorkFusion ForumというFAQサイトがあります。

 

 

WorkFusionをつかうメリット

 

・無料で使える

言うまでもありませんが、無料で使えるというのは非常に大きなメリットです。

RPA活用において、ツールに費用をかけるよりも、

ツールを活用して自動化していくことにお金や人材を投資することが成功のカギです。

 

したがってツールの費用を最小限に抑えることは決して消極的ではなく合理的な選択といえるでしょう。

 

 

・将来性がある

WorkFusionはまだまだ発展途上のRPAツールでありながらユーザ数を急激に伸ばし、機能の拡充も早いスピードで進んでいます。

もともと高い技術力を持った企業でありRPA×AIを前提として開発を進めているので、

近い将来RPAのBIG3を上回るハイスペックなRPAツールに成長する可能性を秘めています

 

 

WorkFusionのデメリット・注意点

 

・細かい使い勝手では劣る

やはり細かい使い勝手ではUiPathなどに劣ります。具体的な例をあげれば、

  • バリデーションチェックがない
  • デバッグ時にスローで実行したりターゲットをハイライトすることができない
  • レコーディングでXpath指定できない
  • エラーメッセージがわかりにくい
  • ワークフローの可視性が低い

などなど多いですが、無料ということを考えれば致し方無いのかもしれません。

 

 

・エンジニアがいないと使いこなせない

まず、WorkFusionは日本でほとんど展開していない為ソフトウェアはじめマニュアルやe-ラーニングなどすべてが英語です。

さらに今後日本展開といった噂もないので日本語化される見込みも低いです。

 

 

また、レコーディングやコマンドのドラッグアンドドロップなど業務部門でも基本的な自動化だけなら使いやすいです。

しかし、作りこもうとすると手打ちでのXpath指定などが必要になるので業務部門だけでRPA活用するといったイメージだと導入は厳しく、

エンジニア中心での活用または、その中間で業務部門とエンジニアが連携して進めていく形になります。

 

一方で、コードベースで開発できる機能もあるのでエンジニアにとっては相性がよいかもしれません。

 

 

まとめ

WorkFusionの導入に向いている企業は

  • 新しいものに抵抗がない
  • 社内にエンジニアがいる
  • 将来的には非定型業務も自動化していきたい

といったものにあてはまる企業だといえます。

 

 

 

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