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【UiPath】アクティビティパッケージまとめ 2/2

2018.08.21

*この記事は「【UiPath】アクティビティパッケージまとめ 1/2」の続きです。

 

UiPathに標準では搭載されていないアクティビティは、後々インストールすることが可能です。

それをまとめたアクティビティパックについて詳細を見ていきます。

これからは実際に他のアプリケーションとの連携についてなどを紹介していきます。

 

 

UiPath.Excel.Activities

 

 

このアクティビティパックにはその名の通り、マイクロソフト社のExcelの自動化のために用意されたものです。

マイクロソフトのExcel が ご自身のパソコン にインストールされていない場合でも、

システムの中で分類されたアクティビティを実行することができます。

もちろんアプリケーションと連携することも可能ですが、

その場合はアクティビティを実行する パソコン にアプリケーションのインストールが必要です。

 

<主に含まれているアクティビティ>

 

・「Write CSV

指定した DataTable を CSV ファイルに上書きします。

 

・「Read CSV

指定した CSV ファイルからすべてのエントリを読み取ります。

 

・「Append To CSV

指定した DataTable を CSV ファイルに追加し、ファイルが存在しない場合は作成します。

 

・「Get Table Range

指定したスプレッドシートから Excel テーブルの範囲を抽出します。

 

・「Sort Table

列の値に基づいてテーブルを並べ替えます。

テーブルは昇順または降順にのみ並べ替えることができます。

数字や文字列の大小によってソートされます。(昇順の場合、1<2 , A<B)

 

・「Set Range Color

Color 変数を使用して、指定したセルまたはセル範囲の色を変更します。

 

・「Read Cell

Excel セルの値を読み取って変数に格納します。

 

・「Write Cell

指定したスプレッドシートセルまたは範囲に値を書き込みます。

シートが存在しない場合は、SheetName の値を使用して新規のシートが作成されます。

値が存在する場合は、上書きされます。

 

このパッケージには、セル、列、行、または範囲からの情報の読み取りや、

他のスプレッドシートまたはブックへの書き込みなどだけではなく、

さらに数式の抽出ができるアクティビティがあります。

また、データを並び替えたり、色分けしたり、追加情報を追加したりすることもできます。

 

<注>Microsoft Excel 95 固有の古い Excel バイナリファイル形式 (.xsl) はサポートされていません

 

 

UiPath.Mail.Activities

 

 

このアクティビティパックには、メールの自動化についてのアクティビティが含まれています。

メールについて自動化を行うならこのアクティビティパックをインストールするべきです。

 

<主に含まれているアクティビティ>

 

・「Set Mail Message

指定したフォルダーにメールメッセージを保存します。

フォルダーが存在しない場合は作成されます。

フォルダーを指定しない場合は、プロジェクトフォルダーにダウンロードが保存されます。

指定したフォルダーにあるファイルのうち、メッセージと同じ名前を持つものは上書きされます。

 

・「Get POP3 Mail Message」「Get IMAP Mail Message

指定されたサーバーからPOP3やIMAPのメールを取得します。

 

・「Get Outlook Mail Messages」「Get Exchange Mail Messages

OutlookExchangeのメールアプリケーションからメールを取得します。

 

・「Move Outlook Mail Message」「Move Exchange Mail Messages

OutlookExchangeのメールアプリケーションにおいて、フォルダを他に移します。

 

・「Send Outlook Mail Message」「Send Exchange Mail Messages

OutlookExchangeのメールアプリケーションにおいて、メールを送信します。

 

このように、UiPath ではOutlook と Exchange の操作に特化したアクティビティがそろっています。

メールの取得や送信だけではなく、フォルダの変更や保存なども行うことができます。

 

 

UiPath.PDF.Activities

 

 

このアクティビティパックには、

PDFから文字列などを抽出することができるアクティビティなどが含まれています。

アドビ社のPDFでもマイクロソフト社のXPSでも両ファイルからデータを抽出することができます。

 

<主に含まれているアクティビティ>

 

・「Read PDF Text」「Read XSL Text

指定した PDF ファイルからすべての文字を読み取り、文字列変数に格納します。

 

・「Read PDF With OCR」「Read XSL With OCR

OCRの技術を利用して指定した PDF ファイルからすべての文字を読み取り、

文字列変数に格納します。

 

このようにPDFXSLの両方で対応しています。

また、抽出の方法としてOCRを用いたアクティビティも存在します。

UiPathに特有のGoogle OCRMicrosoft OCRなどを指定するためには、

単にアクティビティの本体にエンジンをドロップするだけです。

 

 

UiPath.Python.Activities

 

 

このアクティビティパックは少しだけ今までのものとは違います。

このアクティビティパックのアクティビティを使用することで、

任意のワークフローの中で直接、Pythonのスクリプトやメソッドなどを呼び出すことができます。

呼び出したコードに入力パラメーターを渡すことも、

アクティビティにより生成された出力データを取得することもできます。

 

<主に含まれているアクティビティ>

 

・「Python Scope

Python アクティビティのスコープを提供し、指定した Python 環境を初期化するコンテナーです。

つまり、このアクティビティ内ではPythonのオブジェクトなどが利用可能であるということです。

Python Scope アクティビティが終了すると、

その時点までに読み込まれていた Python オブジェクトがすべて削除されます。

バージョンについてもプロパティで変更可能です。

 

・「Get Python Object

Python オブジェクト内などで他のPythonアクティビティから得られた変数を、

選択したワークフロー内で使用できる .NET の型として取得します。

Python Scope内でのみ使用することができます。

 

・「Invoke Python Method

ワークフロー内で指定したPythonのメソッドを、

Pythonのスクリプトから直接に実行します。

先に下で説明する「Load Python Script」を使用する必要があります。

Python Scope内でのみ使用することができます。

 

・「Load Python Script

Pythonのコードをこれから使用できるようにPython.Object型に変えます。

Python Scope内でのみ使用することができます。

 

・「Run Python Script

Python コードを実行できるようにします。

アクティビティの中でコードを直接入力することも、

コードのファイルパスを指定することもできます。

Python Scope内でのみ使用することができます。

 

このようにすべてのアクティビティはPython Scopeの中でのみ使用することができます。

Python のスクリプトやメソッドをワークフローから直接実行できることができます。

 

 

まとめ


アクティビティパックにはそれぞれ用途によって

分類させられていることが分かったのではないでしょうか。

それぞれ使用する用途によってインストールするかどうかをご自身で見極めてください。

 

 

 

 

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