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【徹底解説】BizRobo!(BasicRobo)&SynchRoidとは?

2018.07.26

BizRobo!は国内のRPAのパイオニア企業であるRPAテクノロジーズが展開しているRPAサービスで、

2008年よりサービス提供を開始しており現在国内で最も運用実績のあるRPAサービスです。

 

そしてSynchRoidはソフトバンクが2017年より提供しているRPAサービスで、

手厚いサポート体制で近年ユーザ数を急激に増やしています。

 

SynchRoidはRPAテクノロジーズと提携したOEMの形で販売しているので、実際使用しているRPAツールはどちらも一緒です。

 

本日はユーザ数の多いこちら2つのサービスで使用されているRPAツールについて徹底解説していきます。

 

ツールの概要

 

BizRobo!はRPAツールの名前だと思われている方が多いと思いますが、

BizRobo!はあくまでサポート体制なども含めたRPAテクノロジーズのサービスブランド名でRPAツール名はBasicRoboとなっています。

 

またRPAテクノロジーズがRPAツールを自社開発しているわけではなく、

米Kofaxが開発したKofax Kapow」の日本語OEM製品が「BasicRobo」です。

 

また、Kofaxの日本法人からライセンスを購入することも可能で日本では三菱UFJ銀行がそれにあたります。

便宜上、以下から呼称を「BasicRobo」に統一して説明していきます。

 

BasicRoboの強み

・開発環境がほぼ無制限に使える

BasicRoboはDesignStudio(以下DS)という開発ツールがあり1ライセンスあたり10端末までの同時稼働が可能です。

 

しかしこれはあくまで同時稼働の場合の制限であり、

同時稼働でなければ全社員の端末にインストールして全員がRPA開発を行えるようにするといったことも可能になります。

 

 

・ユーザーインターフェースを見ながら開発ができる

一般的なRPAツールでは開発フローの中にコマンドをドラックアンドドロップで配置して開発するものが多いですが、

BasicRoboではレコーディングでの開発がデフォルトになっています。

 

開発画面の中に対象となるインターフェースが専用ブラウザから見れるようになっているので、

プログラミングを組むという感覚よりはいつも行っている作業を専用ブラウザの中で行うといった感覚で実装することができるので、

非エンジニアの方にとってはかなり馴染みやすい開発インターフェースとなっています。

 

 

・日本語でサポートできるエンジニアが多い

BasicRoboは国内で最も運用されている歴史のあるRPAツールなので日本語でサポートができるエンジニアが最も多いとされています。

 

RPAツールを比較検討する際に単純なツールのスペックだけでなくこのようなサポート体制の充実度が重要な指標になります。

 

なぜなら、RPAツールの導入した段階ではまだ何も自動化されていない状態なので、

ツールを使ってどれだけ自動化していくかが重要だからです。

 

導入後に自動化を進めていく際に日本語サポートの多さは必ず必要になるはずです。

もちろん英語でのサポートでも構わないのであればUiPathやBluePrismも大差はありません。

 

 

BasicRoboの弱み

・全体的に高額

BasicRoboは初期のトライアルや小規模導入・本格導入や運用に至るまで全体的に高額です。

 

まずトライアル段階ですが、基本的には無料のトライアルプランが用意されていません

 

UiPathが無料のCommunityエディションを提供していたり、

WinActorが多くの企業に無料トライアルを実施しているのと比較するとトライアルが有償というだけでもハードルは高いです。

 

 

ライセンス費用ですが、ソフトバンクのSynchRoidのライトパックがデスクトップ単位で購入することができ、年間90万円となっています。

サーバ型ライセンスの場合は初年度770万円(うち、初期費用50万円)で2年目以降は年間720万円のライセンス料金です。

 

他のエンタープライズ向けのRPAツールでも年間500万円程度のライセンス価格が相場なのでこちらも割高だといえます。

 

サーバー版のライセンスを購入すると開発ツールが10ライセンスと管理機能、サーバーでのプロセス同時実行が可能になります。

 

プロセス同時実行はライセンスによって制限されており、だいたい4プロセスまでが目安になっています。

(実行するプロセスの負荷によって増減します)

 

同時実行の制限はサーバスペックによるものではなくライセンスによって制限されているので、

10~20のロボットを同時実行したい場合はそのぶんのライセンス購入が必要です。

 

 

・デスクトップアプリの開発が難しい

BasicRoboは元々WEBのクローリング用に開発されたツールです。

 

そのためWEBの自動化の際には専用ブラウザで対象インターフェースが確認できるなど非常に開発がしやすくなる機能が豊富です。

 

一方でWEB以外、つまりデスクトップアプリには対応していなかったのですが、

2017年にDevice Automation(以下DA)という機能をリリースしデスクトップアプリの自動化にも対応しました。

 

しかしこのDAのインターフェースがDSと違い開発の方法も異なるので、

開発者は全く別のツールを一から覚えなおす必要があります。

 

また、機能としてもできたばかりなので他のツールと比較するとデスクトップアプリの開発にはあまり向いていないといえます。

 

 

・対応できないシステムが多い

BasicRoboは専用ブラウザをもっているので開発しやすいのですが、

そのぶん対象システムがブラウザに対応していないといった場合がよくあります。

 

例えば自動化例の定番として事例の多いSlackなどはBasicRoboの専用ブラウザに対応しておりません。

 

また、画面の認識方法はソースコードを読み込んで認識するので安定性はあるのですが、

JavaScriptが多用されているシステムなどは相性が悪く認識できないことがあります

 

具体例をあげるとGSuite系のサービスとは相性がよくありません。

 

利用シーン

・拠点をまたいで大規模導入する場合

基本的にサーバ型での運用が前提のツールなのでいくつも拠点をもつような大企業で導入を進める場合は、

BasicRoboを導入することで最初から管理運用フェーズを見据えたRPA導入を進めることが可能です。

 

また、DSがほぼ無制限に使えるため大規模に導入する場合はほかのツールより費用を抑えることができる場合もあります

 

 

・現場作業者による開発を前提とする場合

前述のとおりBasicRoboは非エンジニアでも開発がしやすいツールなので、

現場で実際に作業をしている人が自動化を実現しやすいです。

 

なので現場開発を前提とする場合はBasicRoboの導入が有効だといえます。

 

逆に以下のような場合は利用するメリットがないかもしれません。

  • 中小企業での導入
  • エンジニアによる集中開発をする場合

 

 

まとめ

 

主な特徴は以下の通りです。

  • 国内運用実績No.1
  • 非エンジニアでも開発しやすい
  • 高額

 

製品やサービスは今後アップデートされていきますので弱点が補われたり、

機能が追加される可能性があるので実際に導入を検討される際には販売店にお問い合わせください。

 

また、2019年5月に東京ビッグサイトで開催される展示会への出展が決定しました。

当日は、RPA導入に関する無料相談会を実施いたします。無料相談会をご希望の方は、是非こちらからご予約ください。

 

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