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AI×RPAが実現する革新的な業務改革とは

2019.06.24

201967日からNECAI機能を搭載した新しいRPAのソフトウェア「WorkFusion Smart Process Automation」を発売しました。このソフトはRPA製品を販売しているアメリカの会社WorkFusionと戦略的提携を結んだ上で販売されたものです。

現在注目を集めているAI搭載のRPAソフトについてわかりやすくご説明、紹介していきます。

 

RPAAIの違い

はじめにRPAAIの違いについて説明していきます。RPARobotic Process Automationの略でデスクトップ上での操作を記憶し、そのルールに則って操作を自動的に再現する技術です。自動化したい作業を人間がロボットに教え、その作業ならばロボットが完全に再現することができます。主にPCでの定型業務に用いられることが多く、人間が行ってきた単純作業を大幅に削減できるというメリットがあります。

 

一方、AIArtificial Intelligenceの略で言葉の理解や推測すること、問題解決などの知的な行動をコンピューターに行わせる技術です。そのため、大量のデータをもとにそれらのデータをロボット自体が紐づけたり、分析したりすることができます。AIは学習機能があるため、一度経験したことを継続的に次の作業に活かすことができるというメリットがあります。

 

WorkFusion Smart Process Automation」とは

WorkFusion Smart Process Automation」は201967日にNECが全世界に向けて発売を開始したRPAソフトです。

RPAAIの技術を搭載したこのソフトとこれまでのRPAソフトの異なる点はロボットが判断機能を有しているという点です。従来のRPAソフトだと、記憶した作業以外の作業が抽出された場合に人間による判断や修正が必要となり、非定型業務は自動化ができないという問題点がありました。これに対して新ソフトではソフトが新しいフォーマットや情報であってもAIが学習することによって自動で作業を実行してくれます。新たにロボットを作成する必要もないため、使用するロボットの台数も抑えることができます。

 

具体的に「WorkFusion Smart Process Automation」でできる作業は、例えば多様な帳票を管理することです。レイアウトやフォーマットが異なる帳票からでも必要な情報を集めてきて、一つにまとめることができます。さらに、NECはオートメーション機能に加えOCRやワークフロー機能、傾向分析などを一つのパッケージとして販売しています。このような複数の機能をパッケージで導入することによって一連の業務プロセスをこのソフト上のみで完結・自動化させることができます。

 

実際にこのソフトを経理や財務の業務に導入したNECグループのNECマネジメントパートナーでは非定型型フォーマットの帳簿から特定の情報を収集する作業の93%を自動できました。また、同社の売り上げ審査業務においても、月に約1万件以上発生していた非定型の処理が効率化でき、作業時間を45%短縮できたという結果が出ています。

 

RPA×AI 他の事例 「BizRobo!

RPAテクノロジーズは自社が提供しているRPAソフト「BizRobo!」にAI機能を追加するためにAIベンチャーのaiforce solutionsと業務提携して業務自動化のためのアプリなどを開発しています。RPAAIを連携させてできることの具体的な例として物件検索サイトを運営している不動産の会社の例を紹介していきます。

 

不動産会社が物件検索サイトに新しい物件を登録する際のプロセスは以下の通りです。

 

  • 不動産情報公開サイトをクローリングする
  • 物件情報を人が目視して登録作業を行う
  • 情報が更新されたら適宜、掲載情報の更新を行う

 

上記のプロセスはアクセス先のサイトや登録先の物件サイトなどをRPAソフトに覚えさせることによって自動化することができます。

さらに、これらの情報に過去の不動産取引情報を教師データとしてAIに学習させます。すると、短期間で契約に結び付いた物件とそうではない物件を見分けるロジックをAIが作成し、それに基づいて新たに追加した物件を優先的に自動登録していくという一連の流れがロボットによって行われます。数ある不動産物件の中から短期間で契約にまでつなげられそうな物件をAIがピックアップすることによって収益も上がったそうです。

 

この事例からわかることは、RPAツールはあくまでも単純作業の自動化が目的であり、AIを取り込むことによって人間が考えて選定する、予測する、登録するなどといった様々な作業までも同時に自動化できるということです。人間がクリエイティビティを必要とする作業に専念するためには、判断する力を持つAIの存在が重要だということが分かります。

 

RPA×AI 他の事例 「コンタクトセンターDXソリューション」

もう一つの事例としてNTTコミュニケーションズが201812月から提供している「コンタクトセンターDXソリューション」の事例を紹介します。

このソフトは対話型AIエンジンとRPAを組み合わせたソフトで、コンタクトセンターの業務全体を自動化することができます。オペレーターの人員が不足している中で対面業務にできるだけ人員を割きたいという声が多かったことからこのソフトの開発がすすめられました。もともとNTTコミュニケーションズは対話型自然言語解析AIエンジン「COTOHA Virtual Assistant」やRPAツール「WinActor」のノウハウを持っているため、それらを組み合わせてこのソフトの開発に成功しました。

 

このソフトが担う業務は、コンタクトセンターにおける応対業務から事務作業まで全てのプロセスにおける業務です。「コンタクトセンターDXソリューション」で実行できる業務は大きく分けて以下の二つのフェーズに分けられます。

 

フェーズ1 AIが発言を認識・分析して適切に回答する

フェーズ2 RPAツールによって会話で得た情報の記録、処理を自動で実行

 

これらを一つのソフトが自動的に行うことによって、オペレーターを介さずに応対ができる仕組みを整えることができます。代わりに、店舗の人員や電話オペレーターは「おもてなし」業務に注力することができ、顧客体験の向上につながります。

 

また、このソフトを導入した際にはシステムの導入だけではなく、その後のテクニカルなサポートもNTTコミュニケーションズが行ってくれるため、継続的にAIRPAを運用していけるというメリットもあります。

このソフトでAIが応対できるケースは、商品注文、予約、注文内容変更、登録情報紹介・変更、交換・返品、解約・キャンセル、FAQ、空き情報確認、顧客リスト精査、テレアポ、アンケートなど多岐にわたっています。

 

NTTコミュニケーションズはこのソフトで「OCNモバイルONE」のコンタクトセンターで時間外FAQの問い合わせ受付の実証実験を20186月から7月にかけて行ったところ、90%以上の応対がAIだけで完結したそうです。また、商品発注の業務に取り入れたところ約60%の人員削減につながったそうです。

 

RPA×AIの効果は?

 

ここまで、いくつかAI搭載型RPAとその導入事例を紹介してきましたが、RPAAI機能を搭載することで期待できる主な効果は以下の通りです。

 

  • 非定型の業務を自動化できる
  • 人間の判断が必要とされるような業務も自動化できる
  • 情報が更新された際に新しいロボットを作らなくても、ロボット自体も学習して情報の更新に対応できる

⇒結果、一連の業務が一つのRPAツール上で自動化できる

 

AI搭載型RPAの副次的な効果としてAI導入に対するハードルの高さが下がるというも期待できます。RPAソフトが業務の一部に導入できるのと同じように一部の業務に対してAIを導入できるため、効果を実感できたらさらに規模を拡大するということも可能になるでしょう。

 

まとめ

 AI搭載型のRPAでできる業務がどのような業務であるか、またどのような効果があるかイメージしやすくなったでしょうか。きちんと理解した上で普段の業務の効率アップのためにこのようなRPAツールを導入してみるのもよいですね。

参考文献

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1903/06/news142.html

https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1906/06/news069.html

https://iotnews.jp/archives/111483

 

働き方改革の制度の効果を最大化にするためには―UiPath導入事例をもとに―

2019.06.17

働き方改革とは

 

ここ数年、世間では「働き方改革」が注目を集め、多くの会社が労働環境を改善しようと試みています。

「働き方改革」とは、政府の重要政策の中の一つで、多様な働き方が可能となる社会を作っていこうとする動きです。日本では少子高齢化により、労働力不足が大きな課題となっています。そのため、現在の働き方、労働環境を改善して、様々な働き方を推進していくことにより労働力不足を解消することが必要不可欠なのです。

 

働き方改革には3つの柱と呼ばれるキーワードがあります。

 

  1. 長時間労働の解消
  • 国際的に見ても長い日本の労働時間を短縮する
  • 無制限の残業を認めてしまう「特別条項」の見直し
  1. 非正規と正社員の格差是正
  • 同一労働に対して同一賃金が支払われるような法制度を作る
  • 非正規社員もキャリアアップできるようにする
  1. 高齢者の就労促進
  • 定年したが、働く意欲のある高齢者を生産者として組み込む

 

 どれも、日本の労働環境を改善する上で重要ですが今回は働き方改革の3つの柱のうちの一つ、長時間労働の是正に焦点をあてて話を進めます。

長時間労働の是正のために必要な要素として残業時間の削減があります。多くの会社では、「ノー残業デー」を作ったり、「1ヶ月で残業は原則〇〇時間まで」などといった新たなルールを設けたりしているようです。しかし、単に残業時間を減らすことは必ずしも効果的であるとは言えません。持ち帰り残業が増える、一般社員が時間内に業務を終えられなかった場合は管理職の社員がその分の業務もこなさなければならないなどといった新たな課題も出てきました。

 

 そこで重要になるのが作業の効率化・自動化を進めることです。RPARobotic Process Automation)ツールなどを使って情報の収集やデータの転記などの定型的な業務を自動化することで、そもそも業務に要する時間を削減することができます。

 ここでは、社内で新たな働き方に関するルールを作るとともに、RPAツールを導入して業務の自動化を進めていき、業界内で一番の業績を残している伊藤忠商事の例を紹介します。

 

 

制度の改革“朝方勤務”の推進

 

伊藤忠商事は大手総合商社で、4300人以上の社員を有する会社です。働き方改革に力を入れていて、その一つとして2013年から朝方勤務の制度を始めました。この制度は、午後8時以降の残業を原則禁止として、代わりに朝の5時から8時までの早朝勤務にも深夜勤務と同様の割増賃金を支給するというものです。社内で朝食として軽食を無料で提供するなど、社員が朝方勤務をしやすい環境を作っています。

 

朝方勤務の施策の結果としては、夜8時以降に残業をしている人の割合が約30%から約5%に減少。夜10時以降に関しては約10%の社員が残っていたのに対して今ではほとんどゼロに近い数字になっているそうです。結果、残業時間の削減にもつながり、社員が限られた時間の中で効率よく仕事を行おうとする環境につながったと言えるでしょう。

 

 

高い付加価値を社員が生み出すには

 

朝方勤務が定着しつつある中で会社が注目したのは、限られた時間の中でいかに高い付加価値を世の中に提供していくかということです。実際に社長の鈴木善久は新入社員へのメッセージとして「古い定型の受け渡し業務など、基本を学んだらさっさとRPA化、自動化して、自分の頭で考え、知恵をめぐらすことにより多くの時間を使う、それが伊藤忠の求める新入社員の姿です。」と言っています。会社として社員により高い価値を出すような仕事、働き方を求めるようになってきていることが分かります。そして2017年の春ごろからIT企画部を中心にRPAの検討が始まりました。

 

 

導入までの歩みとその結果

 

総合商社である伊藤忠商事の特徴として、部署ごとに仕事内容が大きく異なるという点があります。そのため、最初からRPAの横展開をしていくことは容易ではありませんでした。そこで、

 

  • 初期費用が安く抑えられる
  • 小規模で始めた後に、規模を拡大することができる

 

という特徴を持つUiPathの導入を決定しました。201710月に伊藤忠商事のオフィシャルRPAツールとしてUiPathが認定され、ロボットの稼働が始まりました。ロボットの試行錯誤を繰り返し、社内にも7名のロボット開発者を育成して20184月にはRPAの全社展開を進めるための部署COECenter Of Excellence)が立ち上がりました。COEを中心として、最初は小さい規模でUiPathを導入、成功したら他の部署にも展開して規模を拡大していきました。

その結果、20191月の時点では69業務、83ロボットが社内で稼働していて、様々な部署でその成果が見られるようになりました。ロボットは特有の部署の業務に対応するものから、複数の部署の業務において使えるものも導入されています。

実際に導入された業務の例を3つ紹介します。

 

  • 情報収集の自動化

商品の市況情報を1商品ごとにWebサイトから取得して、その情報を基準によって判定、基準を超えた場合には担当者にメールで通知が届くという一連の業務がロボットにより自動化されました。この業務に年間約148時間かかっており、時間がかかるため今までは2商品しか扱うことができていませんでしたが、このロボットの導入により、6商品のデータを集めることが可能になりました。単純に人が行わなければいけない業務が減るだけではなく、時間の制約から今まで諦めていた選択肢も残しておくことができるようになり、仕事自体の幅も広がります。

 

  • 出荷帳票処理の自動化

客先から伝送受信するデータから出荷帳票を作成し、印刷する業務の自動化によって年間140時間の削減につながりました。繁忙期の作業時間を標準化することにも成功しました。

 

  • 保険取り扱い業務の自動化

保険会社から保険金支払い予定データを受領したのちに基幹システムと連動、保険金支払通知書を発行しそれを各担当部署に入金予定データとともにメールに添付、送信するロボットを導入しました。複数の部署が関わる業務のため、担当者の負担が大幅に軽減されました。

 

また、上記の業務だけに限らず各業務そのものにかかる時間が削減されることに加えて、次の担当者への引継ぎなどが不必要になることも副次的な効果としてあげられます。

 

 RPAツールの導入による定型業務の削減や労働制度の定着のおかげもあり、2018年度第3四半期(4-12月)連結決算において純利益は同11%増の3976億円と4年連続で第3四半期として過去最高益を更新しました。これは、大手総合商社5社の中でも最高の業績となっています。

 

 

働きやすい環境を作っていくためには

 

このようにRPAツールを用いて定型業務の自動化を進めることは、社内のルールや制度の効果を最大限にし、その会社が目指す働き方改革を実現していくために必要不可欠な要素だといえるでしょう。また、逆に長時間労働是正のための社内のルールや制度が増えていくことで、社員が効率良く仕事をすることの重要性を感じ、RPAツール導入の理解が深まることにもつながると考えられます。

 

 ひとつ気を付けておきたいのは、RPAツールの導入はあくまでも手段であり、目的ではないということです。導入の目的、目指すゴールがしっかり定まらないまま導入しようとすると、対象の業務が限定的になってしまったり、社内で思うように受け入れられなかったりする可能性もあります。そのため、何のために業務を自動化するのか、目的をはっきりさせた上でRPAツールの導入を進めていくことが重要だと言えます。

 

 制度の刷新とテクノロジーの導入、二つの要素をうまく掛け合わせていくことで多くの社員にとって働きやすい環境が作れるのではないでしょうか。

 

 

<参考文献>

https://www.uipath.com/ja/solutions/case-study/itochu

https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2019/190401.html

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-02-07/PMJECT6JIJUO01

https://bowgl.com/2017/09/07/work-style-reformation/

 

RPA技術者検定受験について

2019.06.10

テクノロジーの発展に伴い、良くも悪くも多くの仕事が機械に代替されていく、そんな中で今後必要とされる人材はどんな人材でしょうか?世の中に必要とされるいい人材として生き残っていくための近道として、今日はRPA技術者検定についてお伝えしていきます。

 

今後さらに必要とされる人材はずばり、テクノロジーを管理・運用できる人材です。

AIRPAなどの技術が導入されていくことで、今まで人間が行っていた単純作業が大幅に減り、人材も削減されます。しかし、AIツールやRPAツールを用いたからと言ってその作業を完全に機械に任せきりにすることはできません。人間がテクノロジーを管理・運用していかなければならない理由は大きく分けて3つあります。

 

  • テクノロジーを使うことはあくまで手段であり、それをどの様にどこに導入するのか、組み込んでいくのかを考える必要がある。(適切でない使い方をするとコストがかかる割に作業効率をあげることができない)
  • ツールがきちんと機能しているかを人間がチェックする必要がある(特に導入段階においてはエラーが見つかる可能性も高いため、こまめに人間がチェックする)
  • ニーズに合わせてシステム自体を変える必要がある

 

では、どうやったらこれらのテクノロジーを管理できるような人材に自分自身がなれるでしょうか。また、その能力を活かして働いていくことができるでしょうか。

 

一番の近道は検定などの資格・ライセンスを取ることです。

資格を取るためには全ての範囲を一通り勉強しなければなりません。どの問題が出題されるかが分からないため、全ての範囲を繰り返し勉強し、それらを自分の知識、スキルとして身に着けることができます。慣れてきたら実践で学べる事もたくさん出てくると思いますが、慣れるまでは基礎知識を身に着け、順番に次のレベルへと進むことが必要だと考えられます。また、多くの検定・試験は受験できる日が年に〇回などと決められているため、計画的に勉強のスケジュールを組んで取り組めるというメリットもあります。

また、資格取得の大きなメリットは客観的に見た際に、分かりやすい指標として機能することです。

 

RPA技能者検定とは

数ある検定の中で今回わたしが強くお勧めするのはRPA技能者検定です。

様々なテクノロジーやソフトに対して資格・検定は存在しますが、RPAツールに関する資格は現時点(20195月)で一つだけ、また20184月に始まったばかりなので既に資格を取得している人の数が少なく、今のうちに取得するのがおすすめです。

 

検定の概要

  • 名称:RPA技術者検定
  • 概要:RPAツール“WinActor”を使用した技術や知識レベルを評価する検定
  • 試験実施団体:株式会社NTTデータ
  • レベル分け:初級者向け アソシエイト/中級者向け エキスパート/上級者向け プロフェッショナル

 

WinActorについて

WinActorとはNTTグループが開発・研究したRPAツールです。Windows端末上のアプリやシステムなどと連携して業務を自動化するソフトウェア型ロボットです。パソコン上で行われた操作を記録して、それを再現し、自動化するという特徴を持っています。自動化できる操作の範囲は他社のソフトウェアに比べると小さめですが、日本語サポートの体制がとても充実しています。その信頼性と機能性によって201812月の時点では1900社を超える会社が導入しています。

 

初級者向け アソシエイト

受験対象:          WinActorの基本的知識を有している方

         WinActorでシナリオ作成経験のある方

         WinActorの基礎知識を体系的に学びたい方

試験形式:          多岐選択式

出題数: 50

試験時間:          60

受験資格:          特になし

受験料: 6,500

試験会場:          CBT試験会場

試験頻度:          随時

合格基準:          原則として、正答率7割以上を合格。ただし、問題の難易度等により変動する場合あり。

 

試験問題 例題

 

 

中級者向け エキスパート

受験対象:          WinActorの機能について深く理解し、実際にWinActorを業務上の改善ツールとして活用経験のある方

WinActorのシナリオ変更やトラブル対応など運用保守、システム管理経験のある方

試験形式:          実技試験

出題数: 4

試験時間:          120

受験資格:          特になし

受験料: 15,000

試験会場:          札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡

試験頻度:          4/

合格基準:          原則として、正答率6割以上を合格。

ただし、問題の難易度等により変動する場合あり。

 

試験問題 例題

 

 

上級者向け プロフェッショナル

現在は準備中で、未だ試験は行われていません。

 

 

RPA技術者検定の勉強法

この検定の勉強法は主に

 

  • 電子書籍
  • eラーニング

 

の二つがあります。

 

電子書籍

電子書籍はRPA技術者検定のページでエキスパートのみ販売されています。

書籍名: WinActor® RPA技術者検定 エキスパート ~実施問題と解説~

提供形式:          電子書籍形式

販売価格:          3,780円(税込)

販売サイト:       ヒューマンアカデミーオンライン https://ec.athuman.com/products/detail/472

 

Eラーニング

EラーニングはNTTデータと正式に提携している学習機関としてヒューマンソリシアが提供するプログラムが二つ、NTTデータ自体が提供しているプログラムが一つあります。

 

  • ヒューマンソリシア提供 初心者向け 「RPA入門講座」

RPAに興味を持っていて、少し学んでみたいという方にもわかるような内容となっています。合計約50分間のコンテンツとなり、RPAツールの基本的な動きや使い方について学ぶにはちょうど良いでしょう。

受講料は無料なので、資格を取る必要がないという方でもこの機会にRPAツールの基礎を知るきっかけとして試してみるのもいいかもしれませんね。

 

  • ヒューマンソリシア提供 初級・中級者向け 「シナリオ作成力を磨く これで解決!WinActorシナリオ作成講座(よくある操作編)」

このプログラムは基本的な動作は理解した上で、実際にシナリオの作成方法を学びたい方向けのプログラムです。合計約2時間50分のコンテンツで17チャプター構成となっています。受講料は20,000+税で、一つのプログラムを購入すると30日間視聴することができます。

 

  • NTTデータが提供するプログラム

基本的な操作については学んだが、いざ実践となると難しいという方を対象に、よく使う操作ごとに学習していきます。合計約3時間のコンテンツで18チャプター構成となっています。有効期間は30日間と60日間から選ぶことができ、30日間版は21,600円、60日版は37,800円で購入できます。

 

これらの勉強ツールを自分の勉強時間や勉強の仕方に合わせてうまく活用していくことで資格取得につながるでしょう。

 

RPA技術者検定に合格したら

RPA技術者検定に挑戦して合格した場合は約一週間でカードタイプの認定証が届きます。

資格を取得したことは、もちろん履歴書などに自身のアピールポイントとして書くことも可能ですし、「RPA認定技術者(WinActor)エキスパート」の肩書を名刺に記載することもできます。名刺への記載に関してはNTTデータが正式にHPで記載方法を指定しており、以下のように専用のロゴを入れることも可能です。

 

終わりに

以上、今後必要とされる人材となるための方法としてRPA技能者検定の内容やその受験方法、勉強法などについてお伝えしてきました。

 

仮に、RPAに関する知識や技術の取得が現在の職場でのスキルアップやキャリアアップには直接関係なかったとしても、転職する時にこの資格が有利に働く可能性は非常に高いです。なぜなら、RPAツールが一番使われやすいとされている経理部や人事部はどの会社にもあり、RPAツールを扱える人材が確実に必要となるからです。経理部や人事部だけではなく、全社的にRPAを活用しようとしている会社も多いので、RPA技術者検定を取得することは今後の自分自身の選択肢を増やすことにもつながりそうですね。

 

みなさんもぜひRPA技術者検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

<参考文献>

http://watest.jp/index.html

https://winactor.com/product/WinActor

AI・業務自動化展にブース出展しました

2019.06.06

58日(水)~10日(金)にかけて、東京ビッグサイト(青海展示場)にて開催されたAI・業務自動化展にブースを出展しておりました。足を運んでいただいた皆様、ありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。ブースにて資料を配布しておりましたが、当初用意していた数よりも多くの方に受け取っていただき、2日目が終わった後に増刷するということも起きました。

弊社ブースではモニタに紹介文やデモ映像などを映していましたが、やはりRPAのデモを映していた時が一番足を止めてくださる方が多かったように感じます。2日目は乗換案内のサイトから交通費をExcelに転記するデモ、3日目はExcelファイルの条件に合うセルを、アウトプット用に作成した別Excelファイルで色を付けていく、というデモを実行していました。

 

今回の展示会ではRPAにまつわる出展が数多く見受けられ、来場者の方がその多さに感心しているような声も聞こえてくるほどでした。今最も力を入れている技術なのだと実感し、これからどんどん導入する企業が増えていくのだろうと感じられます。

資料からこちらのページにアクセスしてくださった方は、ぜひ過去記事にも目を通していただけるとRPAのことを知ることができるかと思います。また、これからも随時RPAにまつわる情報を発信していきますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

RPA関連のブースは前述のとおり非常に多く、弊社のように『RPAの導入』に重点を置いているところもありましたが、今回は『RPAとほかのシステムの掛け合わせ』がキーワードだったのではないかと思います。元々RPA自体がそれを前提に作られているということもありますが、より幅広い分野で使うことができるように様々な改良、システムの作成が行われているようでした。以下にいくつか興味深かったものを挙げていきます。

 

・OCR技術

 UiPathでは元々できる技術ですが、この技術が向上することでRPAを導入することができる幅が広がるのではないでしょうか。例えば申請書などを紙で提出している企業にとっては、読み取りの精度が上がればRPA導入がより容易になるはずです。

 日本語は文字の種類も多く、人の手癖も様々で読み取りが困難な言語ですが、最近では手書き文字でも認識精度が向上しているようでした。また、読み取ったものを正しく訂正することもできるそうで、非常に利便性が高そうです。申請書類だけでなく、他社から郵送されてくる各種契約書や請求書類もこの技術で読み取り、RPAで処理を自動化すれば今まで何時間とかかっていた作業が随分と短縮されるのではないでしょうか。

 紙の書類で各種申請を行っている会社はまだ数多くあるかと存じます。もちろん、それらを電子上で申請できるようにするのが今後はスタンダードになっていくかと思いますがまずは紙のままでも自動化できるような仕組みがあるというのは最初の一歩としてRPA導入へのハードルが下がっているのではないかと思い、最初に挙げさせていただきました。小さなところからでも自動化を始めていくことが、今後より重要になるのではないかと感じます。

 

・RPA×SPA

 こちらは書類の整理に特化したサービスです。前述のように、スキャンしたデータを読み取ったあと、それをどこに整理し、保管するかというのに長けたシステムとのことです。書類の内容を判断し自動で振り分けるとのことで、書類がデスクトップ上やフォルダ内に散乱することなく管理が一層楽になるのではないかと思い、紹介いたしました。スキャンした書類というのはどうしても名前をつけ忘れてしまったり、保存先を変更し忘れてしまったりと行方不明になりがちなものですが、こういった仕組みがあれば後からどこに入っているかというような確認もたやすく、便利なのではないでしょうか。更に、例えば人の入れ替わりがあったとしても保存場所さえわかっていれば自動で振り分けてくれるため、どの書類をどこに、どういった名付けルールで保存しなくてはならないかというのを全て説明し記憶する必要もなくなり、引き継ぎも簡易になりそうです。

 作業をしている中で必要ファイルを探すのは案外時間がかかるものなので、書類の量が多く、名付けルールが決まっている場合はこういったものを導入するのも業務削減につながるのではないでしょうか。

 

・Excelの拡張ツール

 こちらはRPAに関するものではないのですが、このシステムを入れることで属人化しがちなVBAから脱却するというのがコンセプトのツールです。事実、小さな会社だとVBAを扱えるのが数人しかおらず、一人が開発してもその人が辞めてしまったらなかなかそれを引き継げず、メンテナンスが追いつかなくて結果無用の長物になってしまうことがあるかと思います。更に、今の時代は終身雇用の概念が薄れてきていることもあり、属人化に伴うリスクは増加する一方です。だからこそ、Excelそのものをパワーアップさせることで管理を簡便化し、誰にでも扱えるようにする、という技術が必要とされてくるのではないかと感じました。

また、RPAに関しても野良ロボット問題などが徐々に表面化してきており、それと似通った状況ではないかと考えたのもここで紹介したひとつの理由です。UiPathではその問題を解決するためにOrchestratorなどが用意されていますが、そこまでの規模でない場合にはこういったツールを使うのもまたひとつの手なのではないでしょうか。

 

全体を通して、社会は自動化、業務効率化というものに対して前向きになっていっているのではないかと感じられました。働き方改革という言葉が浸透するのに伴い、人間の労働時間を削減する技術がどんどん進歩していっているのだと感じます。これまでは労働において、楽をすることは悪だという認識もあったかもしれません。ですが、これからの時代はそうではないのだと伝えていくことができそうです。労働問題についてあまり明るいニュースを聞かないこの頃ではありますが、こうした技術の進歩により、確実に流れは変わっているのだと確信できます。これからは労働者人口も減る一方で、RPAも含めた自動化、利便化ツールを導入したものが一手も二手も先をいくのではないかと思います。

RPAの技術を用いて、そうした世の中にどんどん近付いていけるようにしたいと考えた3日間でした。

 

 

 

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