2018.03.31
AIをモチーフにした作品のSTORYはたくさんあり、未来がどのようになっていくか、想像を膨らませられます。SiriやGoogle AssistantなどのAIやスマートスピーカーやAITVなど、人工知能が搭載されたデジタル機器も徐々に増えてきます。
単純に投げかけた質問を回答してくれるだけでなく、写真から類似商品を探したり、図鑑の様に働いたり、機能が拡張されています。
感情を持ったAIも増えてきており、会話をすることで成長するAIも目立つようになりました。
まだ、部分的な活躍ばかりのAIですが、未来のSTORYを描くと生活を豊かにしていくことだけでなく、共存も考えていく必要があります。
AIと共存した未来を描くと、幸福なのでしょうか。新しい価値観が広がっていく必要はありますが、幸福な未来が待っていると言えるでしょう。仕事効率化において期待できるRPAなどの技術は、専門知識がなくともロボットを操ることができるようになります。
敷居が低くなることにより、世の中に浸透し、ロボットやAIが活躍する未来が当たり前になっていくでしょう。しかし、善に働くも悪に働くも、そのSTORYは人間が握っているように感じます。
無垢なAIや人工知能が、人間の影響を受け、善の方向にも悪の方向にも染まっていくと思います。
AI同士で会話をすると、人では理解できない言葉を喋りだすということやマイクロソフトのAI「Tay」が、インターネット上の悪意ある方々が教育したことで、反社会性の人格を得て、たくさんの方に迷惑をかけたことも。今現在は、調整中ということで表の部隊からは消えています。
このように悪意ある人間が、AIや人口知能を狂わせ、世界を混沌に陥れる可能性もあります。つまり、どのようなSTORYかは、人間が鍵を握っています。
AIやロボットが健全に働くように、人間側でコントロールする必要があります。それだけではなく、情報リテラシーならぬ、人工知能に関するリテラシーも学んでいくべきでしょう。こういった教育は、幼少期から行うような文化作りも大事です。
人間がAIやロボットに対して、制限をかけるだけでなく、人間がAIに対して尊重することも大事です。お互いを尊重し合いながら、共存できる未来を作ると幸せな社会になる可能性ありますね。
AIとの共存を考えた時に、どのような未来が待っているのかを考えると楽しみですね。未来のSTORYを描き、いい方向に進むように行動をしていけば、きっとそれは実るでしょう。
しかし、AIが良くなるのも、悪くなるのも人間次第でもあります。マイクロソフトのAI「Tay」が暴走したように、人間の持つ悪い心がAIにも映ります。そうならないためにも、人工知能に関するリテラシーはきっちりとするべきです。
AIと豊かな社会を作るために、お互い尊重し合いながら共存していくシナリオを描いていくことが重要です。
2018.03.31
ロジティクスコストについて考えたことはありますか?
馴染みのない方には、物流や倉庫に関するコストと捉えがちですが、それだけではありません。実は、ロジティクスコストはかなり細かいところまで見ていく必要があります。
ロジティクス業務を行われている方と利用されている方で、認識を併せていくことで、お互いにWIN=WINのコスト削減が可能になるのです。
経費削減やコスト削減の中で、ロジティクスコスト削減は簡単に削減できる問題ではありません。運送費を削減する場合は、契約している運送業者を乗り換えれば可能になりますが、自前で倉庫を持ち、物流の部分はアウトソーシングしつつも、それ以外のところは自前でやる必要があります。
ものが日々増えていく状況の中で、しっかりと在庫管理や物品管理をしているのであれば良いものの、出し入れを繰り返していくとなぜか数が合わなくなることも。ロジティクスを運営するにはかなりの人が関わっており、大きくなればなるほど、コストが膨大に膨れ上がります。
さて、一度基本に立ち返るとして、ロジティクスコストとは一体何を指すのでしょうか。
製品物流に関する、運輸配送費や倉庫の管理費、荷役費、人件費など。イメージしやすいものから、商品受注の処理コストや発注コスト、在庫や物品の管理コストもロジティクスコストと言えます。
そして、保管コストや在庫金利、陳腐化費用(損失含む)など、多岐にわたります。
これらをコスト削減していく場合、部門ごとに小さなコスト削減になり、効果が著しくない結果になってしまいます。そのため、全体的に俯瞰し、コスト削減のプランニングを行っていく方が、結果的なコスト削減に繋がります。
ロジティクスコストも固定費ですので、年間で考えるとかなり膨大になります。ロジティクスコスト削減に強いコンサルや専門家を入れて実行していくと良いでしょう。
ロジティクスコスト削減の取り組みの中で重要となるのが全体的な見直しです。サプライチェーン全体(資材調達・保管→生産工場→製品保管倉庫→店舗)の最適化と効率化をしていきます。流れで見た時にロスや思いもがけずにかかっているコストがあるはずです。
その際の運送コストの見直しや関わる業務の効率化も考えられます。それこそ、人がやった方が良いのか、コンピューターやAIをはじめRPAに置き換えられるのかなども含めて考えていくと良いでしょう。
次に、物流センター内の見直しも必要になります。倉庫のレイアウトひとつとっても無駄のない動線になっているのか、スピードアップ、人員削減などちょっとした工夫もできるはずです。
上記ができた後に、各部門の日常業務の観察や測定、分析などを行い仕事効率化や作業の改善も行います。置き換えられる仕事や設備改善なども含めて、コスト削減できるところは徹底的にやりましょう。
コスト削減と事故に繋がる業務改悪は違います。コスト削減に目が行き過ぎると、綱渡りなことが起こりえます。安全で快適なロジティクスを完成させましょう。
ロジティクスコスト削減に関してお届けしました。ロジティクスと物流は混同しやすいことで、単純なものの流れだけでなく、倉庫の運営維持や在庫管理、資産管理、陳腐化業務など多岐にわたります。それに加えて、モノと併せて情報も流れていきます。それにまつわるコストや人材も大いに関わります。
ロジティクスコスト削減を行う場合は、部門ごとに細かいところを見るのではなく、サプライチェーン全体の見直しから行っていくことが多いです。無駄や省けること、効率化や最適化をしていきます。そして倉庫レイアウトやシステムを含めて、改善できるところは改善します。それを踏まえて、各部門の業務改善・コスト削減になっていきます。
ロジティクスコスト削減はかなり大掛かりになるため、専門家と競技しながら進めていくことをおすすめします。その際、システム化できるところやRPAやAIを活用して、自動化できるところもきっとあるはずです。近未来的なコスト削減手法も考えていきましょう。
2018.03.31
人工知能(AI)は、どこまで我々の仕事に入り込んでくるのでしょうか。RPAを活用した業務プロセスの改善や仕事効率化は、徐々に導入件数も増えてきており、2020年には70億規模を超えると予測されます(2017年が20億程度の市場)。
ここまで急速に伸びているということは、技術の進歩だけでなく市場のニーズにマッチしており、政府が掲げている働き方改革を支える可能性が高いと推測できます。
日本的な働き方では、仕事量を減らしていくマネージメントが簡単に浸透せず、マンパワーでなんとかしようという文化が根強いです。しかし、どれだけ効率化を図っても人の手では限界もあり、膨大な件数の業務処理を物理的に減らすことはできず、長時間労働化してしまっているという問題点も。
人工知能を組み込んだRPAは、人が業務プロセスの手順を教えます。新人が仕事を学習し、推測しながら似たようなパターンの仕事を自動的にこなすように、RPAもそれが可能です。教えれば教えるほど精度の高い仕事ができるようになり、少しのサポートで仕事が完了するように変わります。
定型作業において、高い効果の業務圧縮が期待できるため、仕事量を減らし、売上を増やす働き方改革に繋がります。
人工知能の働きを強化していくために必要なことは、膨大な情報量です。人の手では到底扱えないビッグデータなど人工知能とは親和性が高いです。
IoT機器も年々増えてきており、人工知能が搭載されたIoT機器が情報を相互に交換することで、学習レベルは格段と上がります。精度が高まるだけでなく、人が時間を浪費してしまう筆頭の捜し物もIoTが組み込まれていれば、Siriをはじめとするパーソナルアシスタントが簡単に見つけてくれます。対象物に信号を送り、発光や振動で居場所を知らせるなら、とても便利になります。
また、自動操縦などの精度も上がり、人が運転するより事故が少なくなることもありますし、人の持っているIoT機器と位置情報の通信を行えば、さらに事故は減っていくと考えられます。
会計処理や書類業務などのバックオフィス業務は、現在のRPAでも改善してくれます。IoT技術を発展させれば、物流業界も物量を必要な数を計算することができそうです。
今まで不可能と思われていたことが次々と起こり、仕事の質だけでなく、生活レベルの向上へも寄与するでしょう。
人工知能の進化により、職を失う人が出てくるのは、多くの学者やシンクタンク、コンサルタントが語ります。将来的には、なくなっていくことが推測されます。しかし、業務によってはゼロになるかというとそれは分からず、人がやる仕事は縮小されることになるでしょう。
なくなる仕事があるように、新たに生まれる仕事があるのも事実です。
では、企業が人工知能による業務改善を導入するかというとすぐには動かないと考えられます。RPAなど、導入コストやランニングコストが人件費を下回る場合は、検討できるようになります。しかし、人件費の方が安い分野では見送られます。しかし、導入コストは時間と共に下がっていくはずです。いつかは、人工知能に置き換わっていくでしょう。
経営者や管理職としては、時代の流れに対応できるチーム作りや人材育成が重要になりそうです。
人工知能が、働き方改革のレベルを引き上げるということは間違いなさそうです。社員一人あたりの仕事量が減り(時間内に終わるようになり)、会社の売上が増え続ければ、給料にも反映されるようになるでしょう。
人工知能が働き方改革を真の意味で実現するのは間違いなさそうです。今はまだ、RPAをはじめとする業務プロセスの改善が徐々に増え始めてきました。特に定型作業は自動化できるため、業務に関わる人数も減らすことができ、ヒューマンリソースの確保に繋がります。
IoTと人工知能が学習レベルを高め、より高度な仕事が置き換わる予感があります。より高いレベルで最適化することができ、必要なもの(こと)だけが残るようになります。
将来的には、なくなる仕事も多く、労働者一人ひとりが働き方を考える必要が出てきます。これまでのように、言われたことだけをこなす人は淘汰されていく可能性が高いでしょう。しかし、生まれてくる仕事もあり、流れに察知し変化に対応できる方が活躍する時代になると予測できます。
人工知能を活用した働き方改革は多くの方が望んでおり、期待することです。幸福な社会や職場を実現するためにも、受け入れる文化を作ることが重要です。
2018.03.30
コスト削減グループという会社をご存知でしょうか。福岡県にある会社なので、九州地方の方は聞いたことあるかもしれません。
この企業は、コスト削減をメインに行っている会社で、上を目指す企業のサポートを「下を目指すこと」で実現しています。コストは上がるのではなく、下がっていくことの方がステータスです。
様々なコスト削減案から企業のスリム化を目指してください。主にコスト削減グループでは、企業の通信費を下げるサービスがメインです。
ITの発達により、固定電話を置かない企業は増えてきていますが、完全に無くせない業種もあります。メーカーや代理店など、電話を受ける可能性が少しでもある企業の場合、フリーダイヤルまで設ける必要があるため、固定電話だけの会社より固定費が高くなります。
回線数が多くなればなるほど、固定費は膨れ上がり、ちょっとでもコスト削減できれば良いですね。
コスト削減グループのネオ・ビジネスラインやネオ・フリーコールは、変換アダプターを使い、インターネット回線を使い、コスト削減グループのサーバーを利用して通話するサービスです。インターネット回線を活用しますが、最先端技術を使い、きれいな音質でサービスを受けることができるようです。
コールセンター業務は、社内で持つよりアウトソーシングしようと考えている企業は増えています。電話オペレーターを自分たちで用意する場合、アイドリングタイムが増えてしまうこともあります。さらには、アウトバウンド向けのコールセンターサービス(いわゆるテレアポ)は、営業代行の会社に任せてしまうことも多いです。
コスト削減グループも、インバウンド向けのコールセンター業務やアウトバウンド向け、営業支援システム向け両方のサービスを有しています。インターネット回線を活用したコールセンター業務であるため、通常の電話回線を利用したサービスよりコストが安いです。
コールセンター業務のアウトソーシングを検討している方は、見比べてみてはいかがでしょうか。気になるのは評判も置き換えられるくらいです。
コスト削減グループのサービス内容で、光回線のコスト削減も実現できます。「ゲッツ」でお馴染みのダンディ坂野を起用したCMが特徴的なネオ・光のサービスは、通常の光回線より、コスト削減に繋がります。
コスト削減をしつつも品質は維持できるため、検討してみても良いでしょう。公式ホームページには家庭用プランの提案がございますが、それを見ても額面上は十分なコスト削減が可能です。
コスト削減グループのサービス内容をまとめました。企業は売上を上げていくために、上を目指します。しかし、コスト削減専門会社は下を目指します。コスト削減を実現させ、経費削減のお手伝いをしてくれるようです。
できる項目は、基本的に通信費や固定電話費がメインです。コールセンター業務のアウトソーシングも行っているため、需要は高そうです。
通信費でコスト削減をお考えな経営者は検討ください。
2018.03.29
働き方改革実行計画が発表されてから約一年が経ちました。言葉自体はしっかりと浸透し、生活の間でも話題になるようになってきました。働き方改革実行計画を読むと、4年間のアベノミクスが結果がベースにあり、日本全体としては上向きに上がっていると報道され、一定の手応えがあるように感じます。
しかし、労働者一人ひとりには必ずしも恩恵が得られているとは思えず、根本的な働き方を変えていくことが、労働人口が減少していく日本にとって重要なのです。古い考え方に囚われ、現代に即した改革を行うことが重要です。
働き方改革は、改革であって改善ではありません。今まで、決められた時間に出社し、決められた仕事を行うというワークスタイルが一般的だったところから、合理的に変化し、伊藤忠商事の朝型出社やクラウドワーカーの躍進など、働き方改革実行計画に即した改革を行っている企業もあります。
しかし、それはまだ数少なく、徐々に変わってきているだけかもしれません。大手企業は小回りが利かず、中小企業は体力的に大掛かりなことができないなど、企業ごとに抱えている課題は違います。しかし、自社の強みを活かしながら働いていくことが重要なのではないでしょうか。
日本一億総活躍社会は、国民全員が活躍できる場所を探していくことです。確かに、企業間の問題もあるかもしれませんが、実現可能なポイントから可能性を見ていくことが重要に感じます。
日本人は働きすぎとよく言われます。長時間労働がこれほどまで多い国は、稀で、根本的に変えていく必要があります。長時間労働で、病気や精神疾患、過労自殺などを減らしていく必要があり、働き方改革実行計画にもそれらの項目がしっかり記載されています。
厚生労働省のデータでは、現時点ではこの一年間でどれくらいの数が減ったかという発表はまだ公表されていません。しかし、平成27年までは右肩上がりで増え続けているため、この時期がピークでそこから徐々に減っていけば、働き方改革は成功だと言えます。
しかし、精神疾患や過労自殺などは、個人の仕事に対する意識も変える必要があります。単純な長時間労働ではなく、その職場環境の雰囲気や人との関わり、スタンスなど、様々な状況が複合的に入り混じっています。
個人の仕事観や人生観はすぐに変わることはありませんが、自分の人生をもっと大事にする考えも取り入れていく必要があります。風通しの良い会社環境や雰囲気というのもあるかもしれませんが、制度はそうであっても実行するのは人です。
経営者としてはどちらも見る必要があります。そのため、社員との対話がとても重要になります。
働き方改革実行計画に沿った、職場環境の改善や労働環境の仕組みの見直しなど、やるべきことはとても多いです。政府も10年間のロードマップに沿った改革を行います。10年という時間はすぐにはやって来ませんが、途中見直しながら改善を繰り返す必要があります。
経営者としては、職場環境の改善やルールの変更などやるべきことは多いです。中でも重要なのは、社員に喜ばれるような施策が実行できるかです。そのため、従業員一人ひとりの対話がとても重要になります。
【参考:働き方改革実行計画】
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/pdf/20170328/01.pdf
2018.03.28
コスト削減とは、限りある経営資源を最適化し、無駄を排除し、利益を最大化させることです。
では、コストとはどういったものを指すのでしょうか。会社を経営していくためには、人件費や地代家賃料、電気代や水道代などの光熱費、通信費、輸送費など、事業を拡大するための経費とも言い換えることができます。
事業を拡大していくための費用は、無尽蔵に存在するわけでなく、会社の売上に応じて使える金額は異なります。経費を使いすぎて赤字になってしまっては、次第に困窮してしまい会社が傾いてしまうこともあり得ます。
売上を積み重ねつつも、使用した経費が少なければ、利益の幅も大きくなります。しかし、拡張に集中しすぎると思いの外、無駄なことも増えてしまいます。
各セグメントでコスト削減を行うことで、経営の最適化が行われ、リソースが確保できるようになり、さらなる事業拡大がやりやすくなります。
無駄をなくしていくことは、どのようなことと似ているのでしょうか。家計でいうところの節約ではありますが、経営の場合、節約以外にも削減するコストはあります。
そのため、節約ではなく削減なのです。
ただ、経営においても節約できるポイントはあり、削減の中に節約という行動があると考えておくと良いでしょう。
主に行えるコスト削減は以下の通りです。
社員一人ひとりの意識で少しずつ削減できるものや大改革というような大幅なコスト削減もあります。
自社の中で無駄になっているコストを見つけ、モチベーションや売上に影響がない形で実行していくと良いでしょう。
コスト削減を行う上で大切な考え方は存在するのでしょうか。すべてにおいて単純に無駄を削減するための実行をすれば良いのか。
コスト削減を行うにも時間がかかるというのを忘れてはいけません。
例えば、社員に清掃を行う時間をルール化するのと清掃業者を雇う場合を考えていきましょう。社員が清掃を行う時間が15分だと仮定します。一斉に掃除をする場合、社員100人だった場合、25人時間分かかることになります。25人分の時給が清掃業者より高い場合は、アウトソーシングしたほうがコスト削減に繋がります。
しかし、25人時間分フルで生産できるかといったら違いますし、単純な人件費以外の資産を生み出す可能性があります。例えば、一緒に清掃を行うことで、社員同士に一体感が生まれ、リフレッシュにも繋がりコミュニケーションが取りやすくなったと考えるならば、コスト削減したことにより、失われるものもあります。
単純な時間とお金のコストだけを見て、無駄だと判断するのは時期尚早です。人材マネジメントの観点も考慮するとコスト削減は複雑化するのです。
コスト削減の事例を見ると、多くが人が行動することになります。人を無駄に動かすことになるコスト削減は見つめ直したほうが良いでしょう。
コスト削減のイメージは、即時的な利益アップに繋がり、資金的な意味での経営資源が手に入るため、それを別の形で再投資することはできます。
事業を拡大する上で有効ならば、経費削減を実行したほうが良いでしょう。
時間的な意味でのコスト削減ができれば、事業拡大のための人的資源が確保できます。
例えば、定例的に行われている会議の中で、特に生産的でないものは、参加者も無駄なように感じるため不要だと感じます。それをやり続けるより、生産的な仕事を行ったほうが事業拡大に繋がります。
それ以外にも、時間的コスト削減はRPAツールを活用した業務改善が有効です。RPAは、ロボティック・プロセス・オートメーションといわれ、定型作業を自動化し、ロボットに作業手順を学習させ、完全にオートメーション化を図る仕事効率化です。
人の手で行っていた業務が、RPAに作業を任せることで、ミスも削減できただけでなく、人的コストも10分の1に抑えられた業務もあります。
IT化が仕事時間を短縮化させたように、今はAIやロボディクスが仕事を革命するでしょう。コスト削減にもRPAのような方法があるというのも知っておくと良いでしょう。
コスト削減とは、会社を経営する上で必要なコストを見つめ直し、最適化し、利益をアップさせることです。そのためには、節約や固定費の見直し、業務改善も含まれます。
しかし、時間や金銭的な数字だけを見て、コスト削減を実行するとそれ以外のメリットや資産が失われてしまう可能性もあるため、細心の注意を払って実行するべきです。
会議をなくして時間の確保を行い、生産的な仕事をする時間を増やすように、RPAツールを活用した仕事効率化もコスト削減には有効です。AIや人工知能に学習させた業務を行うことで、ミスも削減できるだけでなく、人的リソースを10分の1近くにできる業務もあります。
この様にコスト削減には様々な方法とアプローチが存在し、自社に最適なことを実行する成功するでしょう。
2018.03.27
近年では、福利厚生までアウトソーシングする時代になってきています。業務だけでなく、福利厚生も社外へ出すことによって、社員のニーズを満たすようになっています。これを考えると、思っても見なかったものがアウトソーシングできるようになり、経営のスリム化が図れるようになります。
福利厚生をアウトソーシングするようになった背景とどのようなサービスがあるのかを紹介します。
福利厚生は、事業主が社員へ提供する福祉的な施策のことで、健康や生活の向上を目的としている内容が多いです。社会保険や雇用保険などの法律で定められた福利厚生もあれば、住宅手当や家賃補助、がん検診や余暇施設などの利用、レクリエーション活動の支援、資格取得や自己啓発支援など、社内独自の福利厚生など、多岐にわたります。
会社としては福利厚生を手厚くすることで、末永く会社で働いてもらう(在籍し続けたくなる)ことに繋がり、逆に福利厚生が悪いと不平不満を言い出すようになる。
様々な福利厚生の中で、個人のニーズを満たすように作るのは至難の業です。特に住宅手当や健康保険の上積み、社員食堂など、確実に活用する内容は良いものの、レクリエーション活動の支援や体育・文化的な活動など、活用しない方からしたら無意味なものとなってしまいます。
個のニーズに対応するために、福利厚生を集めた専門のサービス会社にアウトソーシングするようになりました。
使わないサービスより選べるサービスの方が、良いと考える人は多いです。昔と比べて、様々なものへの選択肢が増えました。ニーズが多様化した時代とも言えますが、それが当たり前になってくると、使えない(使わない)サービスはないものと一緒です。
そこで福利厚生もパッケージ化し、外部企業に委託することでお互いの利益に繋がるのです。福利厚生の一つひとつに点数がつけられ、トータル何点まで活用できるという方式。そうすることで、社員の選びたいものを選ぶことができます。カフェテリアプランとも言われており、スケールメリットを活かすことで、コストダウンを図りつつも手厚いサービスが請けられるのです。
アウトソーシングする業務の中で、コア以外のものをアウトソーシングするのがセオリーで、福利厚生はコア外業務と言えます。そのため、福利厚生のアウトソーシングは理にかなっているのです。
社内で福利厚生を運用する場合も窓口は必要なため、業務が発生します。それを外部に委託することで、スリム化を図ることはできます。
福利厚生のアウトソーシングに関して、背景や内容、個人のニーズにカスタマイズされたものという点では、理にかなっていると言えます。
全ての福利厚生を社内で持つわけではございませんが、必要最低限にし、外部へ委託するという点は、結果的に業務を減らすことにも繋がるのです。
2018.03.26
働き方改革という言葉が政府主導で言われるようになり、早一年が経ちました。長時間労働の是正や労働格差をなくしていこうという動き、そして、介護や育児の中でも働けるように、テレワークや在宅ワーク、時短労働。そして、副業に至るまで様々な議論がなされています。
政府の動向を把握し、将来起こり得るであろう労働力不足解消という意図をクリアするための働き方改革を行っているのであれば、社員からは喜ばれる施策を行うのは当然です。逆に形だけの働き方改革であるならば、不平不満ばかり膨れ上がります。
働き方改革を成功させるために必要な3つの要素や考え方を紹介します。
働き方改革は、別の形の言葉で「ニッポン一億総活躍社会」とも言われています。政府は日本国民すべてが活躍できる場所を作ることをコミットしており、会社においては、正社員も派遣もパートも関係なく能力を発揮することです。
日本の場合、役職や肩書きで仕事をしてしまう文化があります。それを行うと仕事に対しての権限がなく、立ち往生してしまうことも多々あります。権限委譲を行い、迅速な意思決定ができるようになると仕事はどんどん進みます。
もし、仕事の量が変わらず働く時間が短縮されるならば、情報伝達や意思決定のスピードを高めていく必要があります。上司への伺いなど無駄は省き、現場のスピーディある対応が大事になります。
権限委譲することで、スピーディなタスク処理を行うだけでなく、仕事への責任感が高まり、モチベーションアップに繋がります。チャレンジすることが多くなるため、失敗が増える可能性も。しかし、権限委譲の場合、最終的な責任は上司が負うため、気負いせず仕事をやりきることができるのです。
仕事を時間内に終わらせるぞと結果にフォーカスし、必要な業務をこなせる文化が大事です。
働き方改革を行っていく上で、チームの力をあらためて考えていただきたい。一人のスーパースターで仕事をこなしている場合は危険です。その人が倒れてしまったら、仕事が滞ってしまいます。属人化する人を減らし、チームで仕事を受け持つようになり、誰かが欠けてもスムーズに業務が流れるようにしましょう。
また、誰がどれくらいの仕事を抱えているか透明性を高めて、少人数の人に仕事が集中する状況を救出しましょう。優秀な人ほど、仕事を抱えがちです。仕事を依頼する側も確実に仕事を仕上げてくれるという信頼のもと声をかけます。
あまり接点のない人に仕事を出す場合、簡単に断られてしまう可能性もあります。社員全員の稼働状況が一目瞭然の状態を作ってしまえば、比較的手の空いている人に仕事を振ることができるので、全員が活躍することに近づきます。
社員数が多くなればなるほど、稼働にばらつきが出てきます。透明度を高くし、未経験の方でもチャレンジできるようにして、個の経験を積ませましょう。
仕事が流動的に流れるように業務改善や人員配置の変更を行えば、政府が描いている働き方改革に近づきます。
仕事を進めていく上で、気持ちよく仕事をしていただくために、褒めることや事前交渉・事前相談を行うことは多々あります。飲みに行くことや気持ち的な根回しを駆使するなどあの手この手を考えるのはわかります。
しかし、その中で不平等さを感じる社員が多くなると閉塞感が漂ってきます。誰をも平等に扱い、正規雇用、非正規雇用、関係なく、目的に合致した意見ならばどんどん取り入れるというスタンスを見せるのが大事です。
入社年数関に係なく、すぐにでもチャンスが取れるとわかったなら、モチベーションも上がり、仕事が片付いていきます。
平等に扱うことはもちろんのこと、相手のことを尊重することも大切です。忖度という言葉が流行語大賞になったように、相手の気持ちを推し量ることは今後、ますます必要になります。
RPAを使用した業務改善方法を行うことで、人工知能に仕事が置き換わります。そうすると仕事を失ってしまう方も必然的に増えてきます。人事的な問題で解雇になることはありませんが、当事者のモチベーションは下がり続けます。
AIやロボットとの共存はたくさんのところで語られていますが、会社も同様でお互いがスムーズに活躍できる場所を作りましょう。
働き方改革は政府主導で行っている国策です。会社にも働き方改革の波は訪れており、残業の削減や効率良い働き方など実行していく必要があります。
ニッポン一億総活躍社会を実現するのと同じ様に、会社に関わる人、すべてが活躍する必要が出てきます。勤務時間を減らすのは簡単ですが、仕事量を減らすためにRPAやAI・人工知能を導入してソリューションに向かうのもひとつです。
働き方改革に正解はありません。自社の声に耳を傾きながら進めていきましょう。
2018.03.26
NOCアウトソーシング&コンサルティング株式会社(旧NOC日本アウトソーシング株式会社)は、様々な分野のアウトソーサーとしてだけでなく、RPAサービスも導入しています。
アウトソーシングは、業務の外部委託として活用され、実際に業務を行うのは人になります。委託元は業務改善を果たせても、委託先は変わらず(場合によっては酷くなった)ということもありえます。
そこで近年注目を集めているのは、RPAサービスです。アウトソーシング専門会社も自動化をするために導入しているのです。
RPAサービスとは、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を活用した業務改善サービスです。NOCでは、WinActorを活用し、Windows環境で行うバックオフィス業務の自動化を行っています。
RPAを上手く活用することで、業務が人からロボットへ渡り、本当の意味での働き方改革が実現可能になるのです。つまり、日本のアウトソーシング業界をも改革できるのです。
NOCはコンサルティング会社としての側面もあり、RPA導入にあたっては、しっかりとした業務の棚卸しを行います。RPA導入を検討している企業は、単純な業務改善のことしか頭になく、どの業務に対し、どうやっていけば成功するか。その視点は薄いです。
RPAを導入し、成功させるためにも専門家視点でのコンサルティングが必要になるのです。
NOCが取り組んでいるRPAを見ると、アウトソーシング業界こそ、自動化や働き方改革が必要というコミットが伝わってきます。単純に業務を受けて、その場しのぎの業務改善ではなく、長期的な視点を持つことが重要になるのです。
日本は労働人口が減少することがわかっており、解決するために外国人労働者を増やすことやAIやロボットと共存した働き方を模索しています。
それに取り組んでいるNOCは、日本のアウトソーシング業界を根本から変えていくことでしょう。
日本におけるアウトソーシング業界は、今まで伸び続けてきました。必要とされる以上は今後も伸び続けていきます。しかし、労働人口が減少していく関係で、アウトソーシング業界も人の確保が難しくなります。
ロボットやAIに業務を覚えさせ、任せられるようになれば、人数が少なくなっても仕事は循環していきます。そうなっていくために、RPA分野に注目が集まっています。日本のアウトソーシングに革命を起こし、働き方改革を根本的に解決するために、NOCアウトソーシング&コンサルティング株式会社の活動に注目です。
2018.03.25
業務を丸ごとアウトソーシングの検討をしている場合、数あるサービスの中で、どういったポイントを見ていくか重要になります。アウトソーシング専門会社はたくさんあり、比較検討する上でどうしてもコスト的な面で見がちです。
もちろんコストも重要ですが、それ以外にも見るべきポイントがあります。アウトソーシングサービスを活用し、業務改善する上で大事にしたいことをまとめました。
アウトソーシングサービスを検討する上で、コストは確かに重要です。社員に任せていた業務を外部に委託することで、少なくとも人件費は浮きます。さらに、別の業務に当たらせることで、さらに利益を積み重ねることができるでしょう。そう考えると、コスト的な面は許容範囲内であれば充分だと考えることができます。
それ以上に、委託した業務がスムーズに遂行されるかです。専門性や経験が豊富な会社であれば、スムーズに処理できるでしょう。また、さらに業務を任せたいと思った時に、耐えられるかが鍵になります。
アウトソーシングサービスは、単純な業務委託ではなく、企画設計から制作、運用に至るまで一貫したサービスを行います。
特にシステム系で起こることは、企画設計と制作が優れているかです。制作はどうしてもマンパワーが必要で想定外のことも起こり得る可能性が高いです。それらのリスクヘッジもしっかりとできるかが鍵になります。
ミスコミュニケーションが発生し、無駄な業務が発生し続けるということもありえます。このあたりは、サービスを導入する上でのプレゼンから判断することになりますが、これらを見抜ける質問をすると良いでしょう。
アウトソーシングサービスを選ぶ場合、コア業務と繋がるのか切り離される分野かでも変わります。バックオフィス業務や福利厚生であれば、それだけで独立していても問題はありません。システムはマーケティング、分析となるとコア業務とどうしても繋がるポイントが発生します。
繋がる場合は、本業との親和性や人の相性も踏まえながら、選ぶとスムーズにいきます。
アウトソーシングサービスを選ぶ場合、どうしてもコストで選びがちです。確かに数字として明確なのはコストです。社外であれ、業務を行うのは人です。専門性や経験、リスクマネジメントなども考慮に入れると良いのがわかりますね。
また、コア業務と繋がる分野でのアウトソーシングの場合、本業との親和性や実働に当たる人との相性も考慮すると成功すると言えるでしょう。
2018.03.24
AI・人工知能を活用した仕事術や業務改善、仕事効率化など便利になっていくと同時に、ついていく必要もあります。
変化の波は確実にやってきており、できる限り早く動くことがAI・人工知能を使いこなす鍵になります。
機械化進んだことによって消えていった職業があると同時に、生まれていった職業もあります。また、残り続けた職業も存在します。
重要な点は、AI・人工知能ができること、得意なこと。できないこと、苦手なことを知ることで、どのような扱い方がベストか見えてきます。
AIが劇的に変化してきたのは、ディープラーニングという機械学習を取り入れたからです。それまでは精度が弱く、人間が提供する情報では不足していました。コンピューターの処理速度が向上したことも追い風で、膨大な数のデータを扱うことができるようになりました。
大きく分けるとAI・人工知能ができることは3つです。
インプットした情報の識別や認識、そしてあらかじめ仕込んでおいた情報の検知や予知はできるところです。人間では忘れてしまうことも、コンピューターは忘れることがありません。
インプットできる情報は、言語、音声、画像(色・濃淡含む)です。昔は、単純なパターンマッチングを行っていましたが、今では推論もできるようになってきました。
識別や認識という点でも生かされる予測や推論という点も、AI・人工知能が得意とするところです。ビッグデータなど、特定の膨大な情報をインプットし、今後どうなっていくか予測させます。
その結果から、マッチングさせることもできそうです。業務管理においても、膨大なデータから、負荷が高い業務を抽出し、それを解決するためにどのようなスキルを持つ人が良いか、そしてその推薦まで全部まかなえそうです。
インプットした情報から、予測機能が働き、必要なものが分かれば自ずとアウトプットできるようになります。デザインを表現し、プログラムを生成する。単純なアウトプット作業は得意ですが、創造性を発揮する分野はまだ苦手なところです。
これらは、時間が解決すると予測できます。
自己理解や他者理解が大事なように、AI・人工知能への理解も重要です。できるレベルの差はありますが、得意なこと、伸びていく点をしっかり把握し、どういった形で共存できる仕事があるかを考えることが重要です。
人間の悪い癖かもしれませんが、新しいものが入る時には嫌がり、入った時には万能で完全なものだと期待する。それでは、仕事は進みません。
得意なことを補い合い、人間の作業的なところをサポートする役割という定義や認識が重要のように感じます。
今後、会社はスリム化が進み特定の業務に特化した形で再編されると考えられます。これは、アウトソーシング業界を見ているとわかりますが、社内で行う仕事と外部に託す仕事と分かれます。
しかし、外部に託すデメリットは、社内におけるノウハウの蓄積ができないということです。それを、AI・人工知能が補うことで、自分たちの専門分野をさらに高いレベルに引き上げるでしょう。また、違った領域へ進むことも可能だと考えられます。
AI・人工知能ができることを理解することで、業務改善や仕事効率化が進みます。外部企業へアウトソーシングしていた内容が、社内AIに任せることによって、専門性をさらに高めることが可能となります。
仕事がAIに奪われるのではなく、AIに委託して共存していく考えが、これから必要になるでしょう。そう考えると、いつの時代も変わらない、不変的なことを大事にすべきですね。
2018.03.24
ここ近年、人材業界への求人は加熱しており、派遣やアウトソーシングに主軸を置いている会社は、喉から手が出るほどスキルのある人を求めている。人材業界に限らず、どの会社も優秀な人材を確保しようと採用活動に精を出しているのは事実です。
何をもって優秀かはさておき、言われたことしかできない人材より応用力・対応力を持った人材の方が将来、生き残れるような感じがする。
アウトソーシング会社や人材派遣会社の求人を見るたびに、働く人のキャリアや仕事観について、個人個人が軸を持つ必要があるように感じる。
AIやRPAロボットに業務を任せようとする動きは加速しています。政府が実現させようとしている働き方改革の後押しもあって、ベンチャーだけでなく大手企業も参入しています。アウトソーシングを活用するより、効果があるとわかれば徐々に切り替えていくことが目に見えています。
会社も生き残りをかけ、よりスリム化を図り、様々な形でコストダウンを図り、利益を最大化させようとしています。アウトソーシングの求人から人材業界で働いても、将来的には事業縮小せざるを得ない状況になるかもしれません。
今は食べていくことができても、将来はわからないのがリアルです。
アウトソーシングの求人が悪いのではなく、その人のスタンス・職業観の方が問題なのです。ある特定の業界でのみ活躍できる人材より、どの業界でも対応できる人の方が生き残れるのです。
人材業界のメリットは、様々な仕事ができること。スキルを習得し、専門的なスキルを身につけつつも、横に広げられることが理屈上は可能です。もちろん、入るプロジェクトや会社によっては難しいことも重々承知です。
しかし、一つのことを武器に戦おうにも、ロボットやAIに取って代わられた場合、自分自身がどのポジションで戦うかを考えることです。
新卒の採用も始まり、就職戦線は激化しますが、すべての働く人にとって、自分のキャリアやステップアップを考えて欲しいと思う。
アウトソーシングや派遣などの人材業界の求人は、現在多く、優秀な人や将来有望な人を少しでも多く抱えようとします。
一つの仕事を極める時代は終わったように感じます。何も考えずに一つの仕事にとらわれるのでなく、様々な仕事を身につけ、対応力でAIやRPAと共存できる人になって欲しい。
2018.03.23
働き方改革という言葉は聞きますが、内容はどれくらい知っているでしょうか。
長時間労働の見直し、労働待遇の格差改善(同一労働同一賃金)、介護や育児との両立など、報道やニュースで見る内容のものは知っているかもしれません。
しかし、どれほど行われているのでしょうか。言葉だけが独り歩きして、一億総活躍社会の目的から逸れてしまっては働き方改革は失敗に終わります。
実行内容から、どのようにしていくことが重要かあらためて考えていきましょう。
働き方改革の中で、主に議論されている内容は、長時間労働を規制するために残業の制限やインターバルを設けるなど、仕組みを改善する方向に進んでいる様な感じがします。
業務内容を客観視し、仕事効率化や業務改善を行うならまだしも、現場ではそのあたりは当事者任せで、残業時間が制限されるなど無茶な話も聞きます。
一億総活躍社会から見ると、高齢者、育児や介護で働く時間を制限しなければならない方を活用しながら、分担していくことが鍵のように感じます。複業(副業)や兼業など幅広く受け入れられるようになると解決できそうですね。
うつ病や過労死、自殺などの不幸な事件を無くしていこうというのはわかりますが、誰もが活躍できる状況から程遠いように感じます。
働き方改革の内容のひとつに、正規雇用者と非正規雇用者の格差を無くしていくことがテーマにあげられています。確かに、正社員と派遣社員、パートやアルバイトなど、同じ業務内容で収入形態が異なる場合、不平不満が膨らみます。
そこで、同一労働同一賃金を行っていこうというもの。考えとしてはわかりますが、単純な作業労働であれば、それは簡単にできます。しかし、結果重視の仕事は、同一労働とみなすことは難しく、課題が残ります。
収入が上がるということは、同様に正社員が抱えている責任や将来性をも考えなくてはなりません。会社からすると、いつまでもいるかわからないような労働者に必要以上の給料を払うことには躊躇してしまいます。
それ以上に、頑張りがいのある職場や賃金体系を作っていくことの方が重要に思います。
入社したら、定年まで会社で働くという文化は、ほとんどなくなってきています。転職が当たり前になってきています。転職の理由のひとつとして、育児や介護と仕事の両立について考える人もいるでしょう。
育児に関して手厚い職場の方が良いし、介護に至っては出社できなくなってしまうことも考えられます。
どこでもいつでも働けるという、テレワークや在宅ワークはひとつの解決方法です。しかし、受け持っている仕事によってはそれが難しいということもあり、容易に実行できない方もいるのは事実です。
ならば、在宅ワークやテレワークが可能な仕事を多く作り、そちらに一時的に転籍することが考えられます。会社が持つ仕事の幅を増やし、出社しなくても生産性が維持できる仕事が鍵になります。
また、ベビーシッターや介護士の利用を促すような福利厚生や補助金などを手厚くすることも一億総活躍社会に向けた大事なことかもしれません。
働き方改革の内容を見ていると、言葉の通りそのまま実行してしまうと一億総活躍社会の実現から外れてしまうように感じます。単純に目の前のことを解決するのではなく、どこに繋がっていくのかをしっかり考えながら実行していくことが、働き方改革の成功と言えるでしょう。
企業も様々な方法を取り入れ、改革に進んでいくと思います。労働者の権利と経営は、ある意味シーソーゲームのようなものかもしれません。一億総活躍社会というならば、日本国内で働く人すべてが幸せになれる状況を作りたいですね。
2018.03.23
BPOをビジネスとしてお考えの方へ。特にIT系に強い会社なら、RPAやAIの分野を取り込んだ方が良いと推測できます。
基本的に効率の悪い業務を改善するために、社外にアウトソーシングし、コアなビジネスを伸ばすことがBPOの目的です。つまり、人の手を借りずコンピューターを使い、自動処理をしてくれる方が、正確な仕事をしてくれます。
今いる人材を仕事に借り出して、目先の利益を追求するのではなく長いスパンで考えた方が喜ばれると思いませんか。働き方改革に賛同するなら、社内やパートナー企業の方も幸せになれる働き方をおすすめします。
RPAとは、ロボティック・プロセス・オートメーションと呼ばれ、機械学習や認知技術、人工知能を活用した自動化処理のことである。主にバックオフィス業務など、膨大な人の手を使って成り立たせる仕事は、一定の成果をあげており、人件費削減に繋がっています。
厳密には人件費削減というより、ヒューマンリソースの確保に繋がります。RPAやAIは、人間と違って、24時間稼働ができます。つまり、大変な仕事も文句ひとつ言わずにコツコツと業務を行ってくれるのです。
様々な所でAIやロボットによって奪われる仕事が語られています。BPO専門にビジネスを行っている場合、クリティカルなダメージを負う可能性もあります。
アウトソーシング元の企業からすると、BPOビジネス業者に業務を委託せずとも、社内でRPAやAIで業務をこなせるなら、そちらを選択する可能性もあります。
もちろん、コスト面に最終的なジャッジをすると思いますが、ノウハウやスキルが自社に溜まり続ける、RPAの内製化の方が良しとする企業もあります。
社外に業務を出すということは、情報漏えいのリスクも負うことになります。もちろん、BPOビジネスを生業としている企業様は、セキュリティは強化しています。むしろ、セキュリティ面が強化できない場合は、参入しない方が良いでしょう。
しかし、どんなに強くしたとしても人の手によって間違いが起きてしまいます。不用意にリスクを負う必要はないでしょう。
BPOビジネスを考えれば考えるほど、今は良いものの将来は不安になります。AIが発達し、仕事がどんどん奪われていく中、それを収入の柱にするのは怖いです。まだ、実績や成功事例が多くないため、ためらう企業もいるのは事実です。しかしそれは時間が解決してくれるでしょう。
国策として考えられている働き方改革の波にのるために、BPOビジネスの在り方も考え直す必要はありそうですね。
2018.03.22
日本語は数ある言語の中でも難解と言われており、文字認識の観点からも理解できます。例えば、カタカナの「ソ」と「ン」や「シ」と「ツ」は、日本人でも文字単体では、判別が難しいこともあります。文字単体で認識するのではなく、単語や文脈から識別することが必要になります。
つまり日本語のOCRアプリは、文字の精読率だけが高いより、AI(人工知能)やディープラーニングの技術を搭載したものの方が良いことになります。
OCRとAIは切り離せない関係性を持っています。文字認識の理論を紐解いていくと、入力文字画像とあらかじめ照合させる文字のパターンがどれだけ一致しているか。その照らし合わせになります。認識率が高いものを出しているに過ぎず、解像度が高いほど、鮮明にマッチングさせられるため、確率は高くなります。
しかし、似たような形の文字では、計算上判別つきにくいです。ましてや手書き文字であれば、書き手の癖も考慮する必要があるため、難易度が高くなります。
文脈や単語、日本語力に強くなる必要があります。
単純なパターンマッチングでは限界があります。しかし、学習させることでその認識率は高くなり、より正確なOCRを実現します。つまり、OCRアプリを選ぶのも単純な精読率・識別率で選ぶより、成長するアプリケーションやソフトウェアを選択する方が良いのです。
特にネットワーク時代のOCRソフトであれば、相互で学習機能を共有し、知識を積み重ねることができれば、どんな難解な文章でも理論上は読めるようになるのです。
その点を考えると、アプリをダウンロードし、使ってみて判別するより、成長するアプリの方が結果的には使えるようになるということも考えられます。
AIを搭載した日本語OCRソリューションはいくつかあります。スマートフォンで無料アプリとして有名なソフト(『文字スキャン』や『ClipOCR』※一部課金)は、手軽さもあり使用したことあるかも知れません。
有名なイメージソリューション企業のキャノンもAIを搭載したOCRソリューションを提供しているし、AI insideという企業も様々な業務改善のOCRソリューションを提供しています。
注目なのは、アメリカのAIベンチャー企業「コージェント ラボ」が開発した『Tegaki』という日本語手書き文字認識AIソリューションです。13億円という資金調達を行ったことで有名になりました。現在でもサービスは、ソフトバンクや野村證券といった企業が導入しています。
このサービスは、業務効率化やコスト削減にも繋がり、数々の企業が導入しています。前述したキャノンもこちらのテクノロジーを使い、ソリューションを提供しています。
OCR技術を使い日本語を識別する場合は、ハードルが高いです。文字単体の認識ではなく、文脈で理解する必要が出てくるため、知識を蓄える必要があります。人工知能を搭載したOCRであれば、経験値も重なるため、より快適な日本語OCRになっていくでしょう。
技術の進歩は半端なく、今ではまだ使いにくいところがあるOCRですが、最先端テクノロジーはコストダウンや業務改善も実現できます。
アナログの利便性はあるもののデータ過多な時代には、必要なソリューションに違いないでしょう。
2018.03.22
業務効率化を考え、BPOを採用する企業が増えています。BPOはビジネスの外部委託ともいわれ、社内業務の中で外部企業へ任せられるものを出していきます。業務単体で出すのではなく、業務にまつわるサービス全部を委託することのほうが多く、良きBPO事業者に巡り合うことができれば、かなりの成果を上げることができます。
では、実際にBPOで外部委託する業務はどういったものを選ぶのが良いのでしょうか。
自分自身の事業において、コア業務はどういった内容でしょうか。そして、ノンコアと呼ばれる業務はどういったものでしょうか。
事業のメインの収入源となる直接的な業務をコア業務といい、コア業務を支える利益を生み出さない業務をノンコア業務といいます。
コア業務かノンコア業務か明確になれば、どの業務をアウトソーシングするかが決まります。BPOする事業が決まったら、次はBPO事業者探しと次のステップに進みます。
社内だけで業務をこなしていく場合、通常時は残業が発生しないとしても繁忙期は大変なことになります。毎日終電帰り、というように業務がパンクしてしまいます。
1、2ヶ月の我慢だからといいつつも、疲弊してしまうのは明白で、不平不満、鬱憤が溜まってしまいます。そうならないためにも、ノンコア業務で定型化でき、専門の外部事業者へ委託することで、繁忙期も負荷はかかるにしても乗り越えられます。
BPOを考える場合、人へのアウトソーシングを考えがちです。しかし、それ以上に効率化していく場合は、RPAやAIを活用したロボットへの業務委託です。定型化でき、さらに膨大な量で人的コストがかかりすぎてしまう業務の場合、ロボットを活用した自動処理が効果的です。
ノンコア業務の中でも、RPAツールを活用した業務を構築することができれば、コスト削減と業務効率化が成功します。さらに、BPOの問題点のひとつである「ノウハウが社内に蓄積しない」ことへの解答にもなります。
BPOを検討すると同時に、RPAツールの導入も合わせて検討してはいかがでしょうか。
BPOを採用する場合、コア業務ではなく、ノンコア業務を選ぶことが基本であることがご理解できたかと思います。メインの収益源となる事業ではなく、それを支える業務こそBPOの選択をすべきです。
また、BPO事業者へ業務委託するだけが業務効率化ではなく、RPAツールを活用したロボットへの業務委託も考えられます。
BPOやRPAを活用する場合、どの業務にすべきかしっかり検討し、業務効率化を実現してください。
2018.03.21
カタカナのビジネス用語でも混乱するのに英語の頭文字を取ったアルファベット3文字の省略語なんてわからないことこの上ないです。BPO(Business Process Outsourcing:ビジネス・プロセス・アウトソーシング)もその一つです。なお、放送倫理・番組向上機構(BPO)も同一の省略になるから混乱します。
今回は、ビジネスのアウトソーシングにおけるBPOの意味を解説します。
BPOは別名、業務プロセスアウトソーシングともいわれ、企業が持つコアビジネス以外の業務を社外の専門業者に委託することです。
ジャンルは多岐にわたり、システム開発・運用の専門分野からどの会社にも機能として存在しなくてはいけない、経理・総務・人事などのバックオフィス業務、流通や物流、コールセンター業務もビジネスアウトソーシングの対象となります。
自社で行う業務のスリム化を行うことで、コアビジネスへの集中ができ、中途半端に社内で行うより、専門の会社に任せるほうが生産性は高まります。
BPOを採用する企業の規模は大小様々です。ある程度、軌道に乗ってきた企業は経営資源を考え、外部に任せても大丈夫と思える業務は任せていきます。
スタートアップ企業の場合、経理や会計、バックオフィス業務なども全て社長が行うことになります。小回りが利くうちはできてしまいますが、途中から手が回らなくなり、事務社員や秘書を雇おうと考えていきます。
しかし、正社員を雇うリスクを考えるのであれば、BPOの専門業者へ委託するほうが良いかも知れません。コスト的に同じだったとしても(おそらく社員一人雇うより安いはず)信頼できる専門家に任せられる安心感は強いです。
BPOの言葉の意味だけでなく、性質も理解した上で、活用したいところですね。
BPOの意味から、社外委託する業務の分野、そして軌道に乗ってきた会社や大企業だけでなく、小規模の会社においてもBPOを考慮しても良いかも知れません。BPOはコスト削減や業務改善にも繋がっていくため、会社をさらに大きくしていく意味でも活用を検討したいところですね。
2018.03.21
近年では、RPAに関して関心が高まり、導入しようと検討している企業が増えています。導入する際に、「どの業務をロボットが代行するのか」はもちろんのこと、どのツールを導入するのがベストなのかも重要なポイントとなってきます。
今回は、数あるRPAツールの中から、知名度の高いRPAツールを紹介します。
「BizRobo!/BasicRobo」は、データスクレイピング技術を中心に発展させたWebデータインテグレーションに強いRPAツールです。元々は、Kapow社が提供していたRPAツールをKOFAX社が買収したため、「Kofax Kapow10」という名称で見かける場合もあります。
サーバー上で稼働するRPAツールで、専用のウェブブラウザを介し、複数のロボットを同時に連動させることができます。得意とするところは、Webを活用した大規模なデータ処理です。
最近の主流は、デスクトップ型のRPAツールで、最新バージョンではサポートされるようになったそうです。
RPAツールと聞くと、どうしても海外発のものが多く、我々日本人からすると敷居が高いように思えてしまいます。しかし、国内で知名度の高い企業が提供しているとどこか安心します。
WinActorは、NTTデータグループのNTTアドバンステクノロジ社が開発したRPAツールです。ほぼすべてのWindowsアプリケーションとWebアプリケーションに対応しているとのこと。ただし、ブラウザはIE限定という点が気になるという部分でもあります。
サーバー型ではないため、小回りの利くRPAツールと言えるでしょう。
RPAに古くから取り組んでいる企業は、その分ノウハウも蓄積しているため、信頼も厚くなります。「Blue Prism」は、大企業向けのサービスで、サーバー管理型のRPAツールです。すべてのWindowsアプリケーションとWebアプリケーションの操作をロボットに託すことができます。暗号化通信や監査の部分など、セキュリティを求める分野・企業に人気あり、特に金融や医療機関で導入実績があります。
大規模な運用を行いたい企業もあれば、小回りの利く導入の仕方を行いたいという企業もあります。また、最初は小規模で導入し、次第に大規模な運用をしていきたいという方もきっといるでしょう。
どちらの側面もアプローチできるのがUiPathです。このRPAツールは、動作シナリオの作成・実行、管理支援など、様々な機能をモジュール化し、別々の製品として提供することが可能で、コンセプトとしては「小さく始めて大きく育てる」というもの。
スタートアップ企業へとても優しく、売上規模が100万ドル以下である小規模企業や、非営利団体、教育機関へは、無償版を提供しているのです。
デスクトップアプリケーションはあまり使わず、Webを介してのみ仕事をしている方も多いのではないでしょうか。Autoブラウザ名人はWebに特化したRPAツールで、ブラウザの監視や自動記録などから、それを一覧化し、動作の補完処理を付け加える仕組みが特徴です。
小規模で小回りの利くRPAを探している企業にとって役立つツールです。
RPAツールと言ってもかなり多く、導入する前にどれが一番フィットするのかを知っておく必要あります。大企業向けのものから小規模企業向けのものまで様々です。
また、小規模から無料で導入し、大きくなったら有料に切り替えられるUiPathも企業様にとってはありがたいRPAツールと言えるでしょう。
2018.03.20
BPOサービスについて聞いたことがありますか。業務を細分化し、アウトソーシングを検討している方なら聞いたことがあることでしょう。そうでない方は、「単純な外部への業務委託」とまで思っている人もいそうです。
また、派遣社員の雇い入れとアウトソーシングは混同されやすいですが別物で、専門業者に業務を丸々委託し、運営まで見てもらうことになります。
様々なBPOサービスがあり、内容を理解すると業務改善の糸口になります。
BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)とは、企業がコアビジネスに集中するために、それ以外の業務は専門会社に業務委託を行うことです。スポットの仕事ではなく、継続的に続いていくのがBPOの特徴で、BPO専門の会社は、単純に業務を委託されるだけでなく、手厚いサービスやサポートも行っています。
BPOサービスは、単純に委託された業務をこなすわけではありません。アウトソーシングされた業務の設計から企画、運営まで一貫して行います。業務の設計は、元あるものをカスタマイズしていくこともあるため、再構築することもあります。お客様の業務にジャストフィットした形を提供することになります。
業務の再設計が必要な理由としては、元ある業務を引き継ぐためでもあります。事務や経理などのバックオフィス業務の場合、仕事として存在しないことはありえません。社長が独自に考えて、運営している場合もあります。
それを専門会社にBPOをすることで、業務の最適化が図られます。きっと、今まで以上に効率の良い業務プロセスに再構築され、運営しやすい形で遂行されていくでしょう。
お客様のニーズに応え続けているBPOサービスは、もともと想像してもなかった業務を提案されることもあります。例えば、印刷会社のBPOサービスの場合、制作物の設計や制作、そして、その活用まで一貫している場合もあります。通常、印刷会社は、印刷業務のみ行っていました。しかし、デザインに強いお客様からの入稿だけとは限りません。デザインから一貫して任せられた方が良いです。印刷物がチラシの場合、機能として欲しいのは、チラシのポスティング業務まで一貫してやっていただいた方が効率がいいはずです。
その様に、お客様がここまでやって欲しい!いや、ここまでやってもらえるの?!というくらいの厚いサービスと言えるでしょう。
その様にBPOサービスは、コアビジネスに集中するために煩雑な業務を任せられます。
BPOサービスとは、業務のアウトソーシングだけでなく、その業務付随する仕事まで盛り込んだ状態でご提案いただけます。委託したい業務の最適化はもちろんのこと、企画や設計、本業との連携、効果的な運用まで、安心して任せることができます。
リソースを確保したい場合、BPOサービスを活用し、コアビジネスの事業拡大に集中してください。
2018.03.20
仕事効率をアップするためにWindowsPCやMacPCで動作するOCRソフトを探している人へ。いくつもソフトが出ているし、どれを選べば良いかわかりませんよね。そこで今回は、Amazonランキングを参考に、売れているOCRソフトをランキング形式でお届けします。
PC環境で動くOCRソフトの決定版といえば、Adobe Acrobatが有名です。Acrobatを単体で購入する人より、Creative Cloudなど複数のアドビソフトがパッケージ化されている内容で活用しているという人の方が多いかも知れません。
Acrobatのシリーズは、スタンダードやプロなど多岐にわたりますが、ネックなことがあるとしたら、その価格です。パッケージ版では、数万円するため、単純なPDF処理を行うなら、無料ソフトでも小回りが利くのは多いです。
しかし、精読率や識語率はAcrobatの信頼性が強いです。
縦組みの文章も認識してくれるパナソニックの読取革命は、比較的高い精度率を誇ります。しかし、レビューや口コミを見ていると、値段の割には好意的な印象で、識別しにくい文字群があるのも事実です。
付属品としてMac版がありますが、こちらはPDFファイルは読み込めないため、注意が必要です(JPGなどの画像ファイルは可能)。Windows版のおまけ程度に思ってみると良いです。
ユーザーの活用法としては、自炊のための断裁した書籍やかなりのページ数に及ぶ冊子など連続スキャン処理するのが多いようです。
画像のPDFファイルを加工し、業務改善を図ろうと考えている方は多いです。直感的な操作で、簡単に扱え、その上PDF系の標準ソフトとも言える『Adobe Acrobat』の6分の1程度の金額で購入することができるのは魅力です。
バージョンもいくつかあり、PDFの画像文字をテキスト化するには、スタンダード版の機能にはなく、コンプリート版が必要になります。
口コミや評価を見てみると、同じソースネクストが出しているものとは思えないくらい好意的な意見が多いです。
PDFを安価でカスタマイズしたいと考えている人にとっては、検討できるOCRソフトかもしれません。
PDFファイルを変換してくれるOCRソフトです。PDFファイルを16種類もの形式に変換してくれるのはとてもありがたい。他にも便利な機能が勢揃いで、PDF変換のオールインワンパッケージとも言えます。
また、PDFファイルをそのまま加工できるようになり、フォームを作成する際に必要になるチェックボックスやラジオボタンなどもリストから簡単に追加作成できるのは魅力です。
OCR技術は、口コミを参考に見るとあまりよろしくなく、文章が多いPDFファイルを読み込むと問題がかなりの確率で変換ミスがあるそうです。
日本語の認識は難しく、誤変換は多いため、仕方ないところも多いですが、ストレスなく使う場合は、Acrobatの方が良さそうです。
紙の資料をWordやExcelに変換し、画面上の画像文字を瞬間テキスト化するといった機能、下線付き文字をもきれいに読み込めるといったコンセプトのOCRソフトです。また、パナソニックのOCR技術を採用し、75万語の辞書データから高精度の読取りを実現しています。
Amazonの口コミを確認してみると、どちらかというと低評価で、誤変換やパソコンが重くなるといった、致命的な問題点もいくつか抱えているようです。
OCRソフトを色々と見てきましたが、信頼できるのは知名度・実績ともにAdobe Acrobatがランキング1位です。Acrobatの問題点があるとしたら、その価格で、PDFを処理するために単体ソフトを購入するには勇気が入ります。
しかし、金額は費用対効果をしっかり考えれば十分に元が取れるかと思います。その他、OCRソフトはいくつかありますが、識字率の関係で口コミやレビューからはあまり高評価を得ていません。
OCRソフトは、識字率や認識率を上げるために人工知能が搭載されているソフトの方が将来的には重宝します。バージョンアップだけでなく、そのあたりも考慮して選びたいですね。
2018.03.19
OCRスキャナは、手書き伝票やマークシートなどを読み取り、デジタルデータ化する入力装置です。歴史は古く誕生から40年以上も経ち、今でも活躍しています。
OCRは光学文字認識の略で、技術はスマートフォンにもパソコン上で動くソフトウェアにも活用されています。今ではAI(人工知能)と組み合わせることで、複雑な文字やパターンの読み取り精度も上昇しています。
OCRの最先端は驚くべき技術ですが、ベースとなるのは業務効率化アップすることです。ベースとなったOCRスキャナを知ることで、基礎に立ち返りましょう。
OCRスキャナについて調べてみると、大手電機メーカーが現在も取り扱っています。確かに、今でもマークシートや手書きの伝票、帳票など見かけます。今でも使われているということは、読み取る機械があることに繋がり、アナログをデジタル化するのにOCRスキャナを利用します。
NECや東芝がOCRスキャナを今でも取り扱っており、その歴史は、今から40年以上前に誕生しました。人の手で行っていた読み取り、仕分けを機械がやるようになりましたが、大量の書類や伝票などを時間かけて処理していた時代から、自動化することでかなりの業務改善が図れたと推測できます。
その時代に伝票処理を行っていた事務の手も空くようになり、別の仕事ができるようになったと推測できます。
働き方改革が推進される中、AIの発達により仕事がなくなる業種など様々な議論が活発に行われています。しかし、そこまで悲観的になる必要ないと思います。歴史を遡っていくと、様々な仕事が生まれ無くなりを繰り返しています。中には廃業を余儀なくされた業種もいるでしょう。
OCRスキャナが人の手で行っていた処理業務を奪ったように、取って代わられる仕事もあります。人の手が要らなくなったということは、手が空くようになり新たな仕事ができるようになったと思えば良いことです。
会社も個人も自分の存在価値を高め、今の時代に必要なものは何かを考える必要があります。そういった気持ちが、新たな産業を生む可能性に繋がるのです。
使われ続けている限り、OCRスキャナは販売し続けると考えられます。しかし、以前に比べ縮小されているのは明白です。NECのOCRスキャナの中でも受注停止予定の機器は存在しますし、ラインナップも数えるほどしかありません。(※東芝では4つ。NECでは5種のみとなっています。)
今後も伸びていく産業ではないと推測できますが、必要とされている限りはきっと続いていくでしょう。
OCRスキャナは、手書きで書かれた伝票や帳票など、デジタルデータ化する機器の総称です。今現在では、あまり見られなくなってきていますが、業務効率化など考えられてきた機器と言えます。誕生から40年以上が経ち、OCRスキャナ本体は細々と続いています。
しかし、一時代を築いてきた歴史から、今後の働き方改革や仕事がAI(人工知能)に代わられることへの心構えを気づかせてくれます。
2018.03.18
自身のビジネスを効率化し、よりコアな事業に集中するため、BPOサービスを活用する企業が増えています。しかし、すべてが思い通りに上手く行っているかといえばそうではなく、BPO事業者の選定でミスをしていることもあります。
今回は、BPO事業者を選定するために、絶対に外してはいけないことをまとめました。
BPO事業者を探すとき、どのような方法を行いますか?
インターネット上で情報を集め、実際にBPOサービスを行っている会社にたどりつき、問い合わせを行って、資料請求や商談を行う。知人や友人、別会社の社長から紹介をしてもらい、アポイントする方法など、いくつか考えられます。そして、それを実際に行っているという方もいるでしょう。
BPOサービスの場合、事業を一緒に行っていくという視点で決める必要があり、どこの会社でも良いか。といったらそうではありません。確かに、外部へ委託できそうな事業を切り出し、その事業にまつわる業務をすべて外へ出していくため、中身は見えなくとも結果だけ良ければいいという考え方もあります。
委託する企業のサービスはもちろんのこと、ビジョンや理念も共感できた方が良いです。それ以外に客観的に見るべきポイントを以下にまとめました。
ビジネスである以上、価格的な問題は重要になってきます。BPO事業者にアウトソーシングする場合、予算的な問題も出てきます。業務の規模感、事業内容、業務領域によって大きく異なります。思った以上に高い場合や逆に、なぜこんなに安いのだろうと疑問に思う瞬間もあります。
必ず2、3社の見積りをいただき見比べましょう。価格に対するヒアリングも忘れずに。
BPOサービスは、事業者の特性上、業務の一部を委託するだけでなく、個人情報なども出す場合もあります。そうすると怖いのは、情報漏えいを含めたセキュリティや内部統制の観点です。公開されているセキュリティポリシーはもちろん、どのような取り組みを実際に行っているか。
事業従事者一人ひとりのセキュリティに対するアイデンティティまで触れることができれば最高です。
その業務に対する専門性に関して確認しましょう。事業における専門性だけでなく、その会社の専門分野まで知ることができれば、安心できます。例えば、経理部門であれば、IT企業に特化した経理のBPOを行っていますとあれば、業界のことも精通していますし、経験豊富でノウハウを蓄積しているといえるでしょう。
会社規模の大きさは、判断する材料になるのか。こればかりは、実際のところ判断が難しいところです。例えば、トランスコスモス株式会社の様に、会社規模が大きくなればなるほど、専門分野やBPO業務を請けられる領域が広がっていきます。将来的に、アウトソーシング領域を増やしていくのであれば、別会社を探す手間も省けます。
それ以上に、企業規模が大きければ、業務量に耐えられるはずです。小さな会社より増員も行いやすいはずです。
BPO事業者へ業務量が増したところ耐えられなくなり、増員することになりますが、その方が適合すれば良いものの、考えずに増員するケースもありえます。
BPOサービスを利用する際は、業務の今後の展望も含めた話し合いを行うことがベストです。
BPO事業者の選定方法をまとめました。事業を外部に委託したから上手くいくかといったらそうではなく、適切な会社へ依頼することが重要です。価格やセキュリティに関することはもちろんのこと、専門性や会社の規模感においても選定基準に盛り込んでいくと失敗することが減ります。
すぐに出すのではなく、じっくりと比較しながらBPO事業者の選定を行いましょう。
2018.03.18
OCRを使ったソリューションサービスを見ていくとほとんどの可能性でAI(人工知能)を使った機械学習機能が付随しています。精度を上げるために、ミスした内容を積み重ね、より正確な読み取り結果を得られるようにします。
OCRソフト単体で見てもAIエンジンを組み込んでいるものは、繰り返し使うことでかなり使えるツールに育ちます。成長するアプリやソフトは働き方を改革する上で必須とも言えます。
OCRは、光学文字認識と言われますが、文字だけでなく画像のパターンマッチングにも利用されます。パソコン上で起動しているアプリや開いているウィンドウが何か。人間は容易に判別します。これは、表示されているものが何か学習して覚えているためです。
OCRを使用し、AIに学習させることで、人間で言うところの「目」と「脳」が成り立ちます。操作するための手はRPAソフトに任せることで業務のオートメーション化が実現するのです。
RPAにもAiは搭載されているため、覚えさせた作業をそのまま実行し、ミスしたものを学習し、改善することに繋がるのです。
これが、働き方改革に繋がると言われています。
技術単体では優秀なサービスがとても多く、人間が思い描いている完璧な結果は得られずともサポートし、業務改善を実現し、人の手をサポートし自動で仕事が進むようになります。
OCRは文字認識のイメージが強いですし、画像に描かれたテキスト化も内部的に情報を持つことで、情報の連携が可能になります。今までは、読み込んだ画像内の文字をデジタルテキスト化する機能として使われますが、AIとミックスさせることで、精度の向上だけでなく、パソコン内で動く業務ロボットとして新たな仕事を行ってくれます。
人手はどうしても足りなくなることが多く、思った以上に仕事が進まないこともあります。しかし、機械やロボットなら、そんなこともなく忠実に命令を実行してくれます。
パソコンの業務範囲を広げるために、OCRやRPAそして、AIがとても重要になります。
理論や技術を追っていくことで、将来的に実現可能なことは多いです。しかし、一番知りたいのは業務に落とし込む上での「今」です。
AIが搭載されたOCRサービスは、いくつかあり以下のものが代表的なサービスです。
日商エレクトロニクスのRPAソリューションで使用されているOCRの部分は、ABBYY社の技術など、協業も多いです。『Tegaki』は、キャノンやトッパンでも採用されている技術ですので、これから益々注目を浴びていきます。
いきなり高度なソリューションを組み込むのではなく、必要に応じて部分的に導入すれば良いものもあります。覚えておきたいことはOCRの最先端は人工知能とミックスさせ、本当の意味での働き方改革を実現させようとしていることです。
もっと幅広く一般に知れ渡れば、導入コストも下がる可能性があり、今後も注目しておきたい分野ですね。
OCRとAIは切っても切り離せない関係になってきており、単純な文字認識の精度を上げるだけでなく、RPAとの連携が本当の意味での業務改善や働き方改革に繋がります。
技術単体では長年研究されてきていますが、技術を繋げた形ではまだこれからということもあります。今の業務をもっと楽にし、新しい仕事に入っていくためにも実現させたい内容ですね。
2018.03.17
OCRアプリやソフトで業務改善を考えてる企業や個人は多いはずです。現在は情報過多で、入手した文書や画像データを資産として蓄積しようにも、将来的にそれを探すのが大変になります。ファイル内検索をしようにもテキスト化されてはじめてヒットします。データ整理のためにもOCRは使いこなしたいはず。
様々なOCRを見てみると、精度が高いと発表しているものから、実際に使ってみると誤変換が多いものまで多数です。そこであらためて考えたいのは、精度に関してです。
OCRに精度はどこまで求めるか。そういった問いがあったとしたら、個人的に思うのは「最大限高い方が良い。」ということです。日本人でも読み間違える可能性のある日本語は、機械や人工知能に100%を求めるのは酷というもの。
しかし、識字率が低い場合は論外です。
OCRソフトを導入する理由の多くは、情報整理ではなくて業務効率化です。その観点から考えると、精度が低いとそこから修正や補正が必要となり、結果的に効率化できていないことになります。
OCRソフト、もしくはスマートフォンで使用できるアプリを導入する前に、どのような運用をすると業務効率化が図れるかを考える必要があります。
単純に便利だからでいきなりOCRソフトを探し出すと「精度」という言葉に惹かれて選んでしまいます。使いはじめて「やはり使えないな」の一言で使うのを止めてしまいます。
冷静に考えるともったいないことですね。OCRソフトに精度という賢さを求めるならば、使用者もそれ相応の賢さが必要になります。
現在の業務において、どのポイントがOCRツールに任せられるか。先に運用から考えるべきでしょう。
業務改善の側面から、OCRを導入するなら、RPAというロボットとの共存も考えやすくなります。OCRもRPAも人工知能や機械学習(ディープラーニングなど)を掛け合わせると、情報を蓄積するため処理の精度は上がっていくと考えられます。
そうすると、人の操作がなくとも自動処理ができるようになり、大幅な業務改善が実現できます。もちろん、文字認識の精度は最初は甘いため、作業者の目視と修正で欲しい結果が得られます。
OCRに精度を求める前に、業務改善という目的から逆算した運用方法を考える方がベターですね。OCRアプリやソフトを単体で見ると使って終わりという結果が目に見えます。
いきなり導入するのではなく、全体的な業務の流れからOCRの入り込む余地を考えていくと期待取りの結果に近づきます。
また、RPAとの連携を上手くすることで学習によって精度が高まることと自動化処理へ期待が高まります。運用できる可能性があるならば、RPAをミックスさせた運用を考えてみたいですね。
2018.03.17
業務改善を行う上で、今動いている業務を把握していく必要があります。特に社内リソースを確保したい場合、新規採用かアウトソーシングか選択に迫られます。アウトソーシングがおすすめなのは、業務単体でのアウトソーシングだけでなく、その業務の周辺業務まで合わせて委託することが主流です。これをBPO(Business Process Outsourcing)と言います。
現在、BPOは人を中心とした外部企業へ委託することが主流ですが、これからはRPA(プラスAIやOCR)ロボットへの業務委託も増えていくことが予測されます。おすすめのBPO業務を紹介するとともに、RPAロボットへの業務委託についても考察していきます。
BPOを採用する場合、どういった業務を取り入れていくか。基本的にメインの収益源以外の業務を委託していくことになります。業務を全面的に外部企業へ任せていくため、ノウハウが蓄積されないことや中身が見えないことなど一定のデメリットはあります。そのため、総務や人事、経理などのバックオフィス業務やコールセンター、営業代行、物流や配送など。そしてシステム開発や運用などがおすすめなBPO業務と言えます。
売れる商品の設計から、売れるための仕組み作りなど、戦略的な営業と売上アップに繋がる業務をアウトソーシングできます。市場調査をしっかりと行い、ターゲッティングがしっかりとしていれば、特に電話やメールを使った、インサイドセールスでも充分に数字を作ることができます。これらを組み合わせることで、自動で売上が上がる仕組みができあがります。
スキルや能力を持っている方にとってかなりプラスなアウトソーシングの仕方と言えるでしょう。
バックオフィス業務のアウトソーシングも主流になりつつあります。経理業務や会計処理、誰にでもできるようなデータ入力、コールセンター業務など、専門に行う業者へ委託することで、人的リソースの確保に繋がります。特にデータ入力や給与計算など、RPAロボットに業務を委託することもあります。
システム開発のような専門分野もアウトソーシングとして活用されています。システム開発部門を内部に有していない会社はもちろん、持っていたとしても分野が違ったり、人件費の安い海外企業に開発を委託することもあります。アライアンスを組むことで、アウトソーシング企業の技術やノウハウを自社に蓄積させることもできます。
市場分析やホームページのアクセス解析、膨大なデータから必要な情報をキャッチアップする分析業務全般は、専門会社にアウトソーシングするのが良いです。本来なら自社でノウハウを積み重ねたい所ですが、分析は判断を間違えると永遠に答えが導き出せなくなってしまいます。また、実行しても思うように成果が出ないなど、より一層大変になってしまうことも。
分析を専門に行うBPO業者と組むことで、効果的なビジネス戦略を組むことができそうです。
クリエイティブ系業務のアウトソーシングも専門的知識が必要で、会社によっては自社にその機能がなくても成長し続けることができます。もちろん、優秀なパートナー企業があってこそですが。
クリエイティブも場合によっては、スポットでの発注になるため、継続的に業務が発生するアウトソーシングとは違うかも知れませんが、外部委託には変わりません。
印刷の場合、単純な印刷物の制作だけでなく、ダイレクトメールの発送やチラシの投函まで含めた、広告系の業務も丸々委託することもあります。
BPOの中でおすすめ業務をまとめました。どの企業様も得意分野・不得意分野。コアな業務・サブな業務。自社でノウハウを蓄積したいポイント、他社に任せていきたいポイントと変わってくるかと思います。
自社のリソースをしっかり見極め、ビジネスを外部委託していくことで効率よく売上を積み重ねていくことができます。また、会社へのBPOだけではなく、自社内でノウハウを積み重ねられ、業務改善にも繋がる、RPAロボットへの委託も注目を浴びつつあります。どの形であれ、パンクしそうな業務を他社へ回すことで、充分なリソースを確保できるようになります。
社員に愛される職場を作ることが、社長の仕事でもあります。効果的なBPOを用い、事業拡大に踏み切りましょう。
2018.03.16
紙の書類を画像データやPDFファイルではなく、編集可能なテキスト化された状態で保存すると、将来、編集したい時にとても重宝します。また、パソコン作業をしている時、取引先からいただいたPDFや画像データ。もしくは、スクリーンショットをテキスト化しておきたい。そういった思いを持っている人、たくさんいるはずです。
それを実現可能にするのはOCRです。しかし、変換できるサービスやソフトはたくさんあります。どれを選べば良いのかわかりません。中には有料ソフトもあるため、気軽に購入するのはちょっと…。という気持ちもあるでしょう。
今回は、無料OCRソフト。もしくは無料トライアルがついているOCRサービスの中から、シーンごとに選んでみました。
紙媒体をOCRスキャンしたい時、スマートフォンのアプリが優秀です。ひとつのアプリでスキャニングから変換まで行えるのは便利で、さほどストレスなく扱えます。
ちなみに、文書と名刺とであれば使い分けた方が良く、どちらもインストールしておくといざという時に役に立ちます。
知名度バツグンの『Eight – 100万人が使う名刺アプリ』は、ビジネスマン必須ともいえる無料名刺アプリです。名刺を読み取る際にOCR機能が使われており、ストレスなく管理できます。
名刺リーダー&管理ソフトとしての側面だけでなく、SNSとしても進化しており、利用者同士なら繋がることができます。さらに、名刺交換リクエストもできることから、交換して終わりということだけでなく、繋がりからビジネスチャンスが生まれることもあります。
ただしSNS機能は、人によってはマイナスに働くこともあるため、設定はしっかり見直すと良いです。
ビジネス文書だけでなく、レシートや領収書など紙媒体のものをアプリからスキャニングして画像化、PDF化してくれます。カメラならではの傾きも自動的に補正してくれるため便利。
無料版は、透かしが入ることや手書きメモ30回まで、Evernoteへのアップロードは7日間など、いくつかの制限があります。
パソコンにインストールして使う無料OCRソフトの場合、2つのパターンが考えられます。ひとつは、フリーソフト。もうひとつは、無料トライアルが設けられている有償ソフトです。
OCRの無料トライアルでも、期間中は十分活躍できることもあるので紹介します。
OCRのフリーソフトを見てみるといくつかあります。中でも『Ground Truth Text』は無料とは思えないくらい優秀です。PDFの読み取りはできませんが、基本的な画像形式は網羅しており、PDFも画像に変換してしまえば処理は完了します。
英語版で、最初は日本語対応していませんが、設定から拡張すればOCR変換できるようになります。英語のフリーソフトは敷居が高いように思いますが、使い方をマスターしてしまえば、簡単に処理できます。
様々なOCRが無料トライアルを設けています。OCRに特化したソフトなら「ABBYY FineReader 」を押します。30日間の無料トライアルで、使い心地が理解できるでしょう。
PDFファイルや画像データに描かれている文字を高精度で読み取り、WordやExcel、CSV、テキストファイルへ変換することができます。
ビジネス向けの有償ソフトであるため、業務改善化にはかなり役に立つことでしょう。
インストール不要で手軽にOCRを活用したいという方もいるはずです。近年、ウェブサービスはかなり充実しており、昔の有償ソフトがそのままオンライン上に搭載されたといっても過言ではないものも多いです。基本的に
英語サイトにはなりますが、無料で使える『Online OCR』というウェブサービスはかなりおすすめです。多言語に対応しており、WordやExcel、テキストにコンバートしてくれます。
オンラインサービスを使用する際に注意したいのは、セキュリティ面です。オンライン上にファイルを通すということは、セキュリティ的に致命的な問題も出てくるかも知れません。
既出のものを変換する際に使うなど、ある程度、使用範囲を決めておくと良いです。
無料のOCRソフトを紹介しました。似たようなソフトはたくさんあり、どれを使ったら良いか悩みます。OCRソフトの場合、精読率・認識率というのも大事ですが、処理の速度や軽快さ、他のツールとの連携など、運用する際に使いやすいかのを考えると良いです。
しっかりと使いこなせば、どれも業務改善に繋がります。自分たちにぴったりな無料OCRアプリを見つけてください。
2018.03.16
アウトソーシングテクノロジーという会社をご存知でしょうか。システムやITのテクノロジーを中心に技術派遣などの人材ソリューションを行っている会社です。業務のアウトソーシングの請け負いだけでなく、派遣や紹介予定派遣まで、業務の外部化をトータルで解決できる会社です。
それだけではなく「雇用の2018年問題」と言われている労働者派遣法改正の影響へのソリューションも行っています。今回は、アウトソーシングテクノロジー社が取り組んでいる「雇用の2018年問題」とRPAやAIが取り巻くロボットへのアウトソーシングを交えて考察していきます。
アウトソーシングテクノロジー社の事業を考える前に「雇用の2018年問題」とは何かを知っておく必要があります。2015年9月30日に施行された「労働者派遣法改正」より3年目を迎えます。その結果、同一部署では4年目以降の派遣ができなくなる可能性も秘めています。
改正された労働者派遣法改正の中身は、派遣労働者の保護を目的としています。労働者派遣事業の許可制の基準を刷新するとともに、派遣労働者のキャリアアップや期間制限の変更、事業者の資産額、予算額の基準が設けられました。
その結果、対応するには多大なるコストがかかるため、中小企業の派遣元企業には、相当の影響や負担が想像されます。
2018年9月30日以降の継続的な派遣ができなくなる可能性があります。その対策の一環として、アウトソーシングテクノロジー社は、契約社員転籍サービスや派遣元変更サービス、コンサルティングサービスを行っています。
上記サービスは、体力のあるアウトソーシングテクノロジー社だからできること。人材会社としては、問題を解決できるかも知れません。
派遣社員を受け入れている企業の対応としても、人材を上手くやりくりすることで仕事の穴を作らずに継続することができます。派遣社員や契約社員を受け入れている企業にとって、一番の問題は仕事に穴が空いてしまうこと。
避けたい結果は、仕事に穴が空くことです。その穴を埋めるために、正社員のリソースを割かなければいけないことです。逆を言えば、業務の穴が開かなければ問題なく、違う手段を取ることも考えられます。
それは、RPAやAIを使ったロボットへのアウトソーシングです。もちろん、業務によって実現可能かは変わってきます。人材サービスのやりくりを行っても、本質の解決は行っていません。働き方改革が叫ばれている昨今、未来的な働き方を考えていくのも解決のひとつです。
アウトソーシングテクノロジー社の「雇用の2018年問題」の取り組みは、多くの派遣会社や人材会社の困難を救うものです。しかし、それは契約元の組み換えや英訳社員の転籍など、政府が意図した根本解決とは、言い難いかも知れません。
派遣社員や契約社員を雇い入れている会社にとって一番避けたいのは継続して雇い入れられず仕事に穴が空いてしまうこと。RPAやAIを使ったロボットへのアウトソーシングを活用し、未来的な働き方に変革するのもひとつの方法です。
2018.03.15
高度経済成長期は、会社で優秀な人材を確保し、生産力を高める時代でした。そこからITの発達、業務効率化や経営改善などの波が到来し、メーカーやサービスが人材を確保する時代から、人材を顧客に貸し出すビジネスモデルが台頭しました。
人の流れもアウトソーシング会社に向き、労働支援サービス企業が多くの従業員を抱えている構造になっています。
2000年以降、人材会社は年々増加し、大手企業から中小企業まで競争は激化しています。
今後も成長すると言われているアウトソーシング会社は、今後どの様に変化していくのでしょうか。
アウトソーシング会社の需要はさらに高まる中、労働環境の見直しはエスカレートしています。残業に関しても厳しくなり、仕事が残る中残業が禁止されているため、しわ寄せが来ます。業務を受け持っている担当者か関連会社、もしくはアウトソーシング会社にも及ぶでしょう。
人に仕事をさせる時点で、根本解決にはならず、誰かが貧乏くじを引くようになってしまいます。
そこで最近はロボットへのアウトソーシングが注目を浴びています。
RPAやAIの技術を活用し、指令どおりに動き、学習する。知的なロボットが人の代わりに業務を行います。
比較的単純な繰り返し作業から、データの受渡しをアプリケーション間で行い、高度な仕事も任せられるようになってきています。
特に、経理業務や会計業務などミスが許されず膨大な量の仕事は携わる人数も増えるため、どうしても工数が増えていきます。終わりは見えているけれど、膨大すぎて帰れない。そのような業務上の問題を根本解決してくれるのです。
働き方改革や業務改善を掲げつつもコスト削減を図る必要がある。そうなった時に、トータルなソリューションを提供できるのはRPAロボットを構築する会社ではないだろうか。
業務は、アウトソーシング会社へ流れていたところから、社内ロボットへアウトソーシングする。メリットとしてあげられるのは、社内でノウハウを蓄積しながら、人が働く時間を減らす。
ここ数年、注目を浴び始めた分野ではありますが、今後増えていくことが期待されます。
2000年から2015年頃までは、アウトソーシング会社や人材会社が注目を浴び、筆頭成長株と言っても良い業界でした。それは今後も広がります。しかし、労働環境の配慮から、人へのアウトソーシングからロボットへのアウトソーシングへ変わりつつあります。
RPAやAIを使った業務ロボット構築は、まだ課題も多いですが知識やノウハウが蓄積され、改善していくことでしょう。
アウトソーシング会社とRPAロボットの使い分けなど、業務アウトソーシング先の選択肢も広がっていくでしょう。
2018.03.15
様々な業務がアウトソーシングする時代が到来しています。数年前であれば、システム開発や広告業務など専門性の高い業務をアウトソーシングを活用していました。最近では、経理や総務などどの会社にもあるような機能もアウトソーシングする時代になってきています。
今回は、その背景と知っておきべきメリット・デメリットと題してまとめました。
社内で受け持つことの多い経理部門の業務をなぜ外部へアウトソーシングすることになってきているのでしょうか。
背景の多くは、企業の収益基盤となるメインの業務へリソースを割き、それをバックアップする事務方業務(総務や経理、人事など)は、外部へ委託することで効率的な経営を戦略立てて行うことが重要であると考えられるようになってきたからです。
経理がアウトソーシングが活用されるようになった理由は他にもあります。
経理部門の大きな問題点として、多くの会社が悩みを抱える内容として、「人」の問題があげられます。
人材育成の点は、経理だけではありませんが、数年かけて育ててきた経理社員が辞めてしまった。新しい人を育て直す。もしくは、新たに経理を採用するにも会社とはマッチせず、結果的にレベルが下がってしまった。
また、経理スキルが高い方に仕事が集中し、効率化を図るため経理業務がその人にカスタマイズされ、他の人が入ってくれなくなる。もしくはブラックボックス化してしまう。
新しく社員を採用し、育成するにも採用コストや育成コストを考えると、それだけでリスクになってしまいます。小回りの利く、スピード感のある、そして風通しの良い経理部門を営むために、環境整備することが重要になってくるのです。
経理を外部に持つことで得られるメリットとデメリットをまとめます。
経理アウトソーシングの専門会社に業務を任せることができるため、質の高い経理スキルを活用させていただくことができます。
また、経理業務は年中忙しいわけではありません。忙しい時は猫の手でも借りたいと思う瞬間はあるはずです。しかし、それは決算前や節目の時期です。コストダウンにも繋がりますし、毎月膨大な固定費を払わずに済みます。
社内で起こり得る不正は発生せず、重要なプライバシー情報も中立的な立場で扱ってくれます。
経理部門を社外に持つことで、経理のノウハウを積み重ねることができなくなります。その他、迅速な対応がされにくいという点もあります。社内であれば、小回り+スピーディーな仕事ができるということです。
どうしても、小回りの仕事を求めるならば、自社で経理部門を受け持った方が良いです。
すべてを外部に任せるのではなく、部分的な業務を外に出し、最終チェックは社内で行うなど、体制を作るのもひとつです。
経理のアウトソーシングに関して紹介しました。システム開発や広告など、専門分野以外をアウトソーシングすることが主流になりつつあります。
経理をアウトソーシングすることで、コストダウンに繋がるだけでなく、中立な立場で見てくれるため、不正を減らすことなどメリットはあります。その点、ノウハウが社内に蓄積されないなど、いくつかの問題点はあります。
利益を最大化させるために、リソースを集中させるため、経理のアウトソーシングは一考の価値があります。
2018.03.14
OCR用紙とは、どういったものなのでしょうか。
OCR(Optical Character Reader)という言葉から、光学文字認識技術を使用したものです。これらは用紙に書かれている文字や記号の濃淡によって、読み取ることができるようになります。思い当たる身近なものでは、マークシート用紙や伝票になります。
今でもまだ使われているOCR用紙も徐々にデジタルの波にさらわれ、使えなくなっているところもあるようです。
会社設立の際に使われていたOCR用紙は、今では使われなくなったようです。以前は、法務局からも配布していた、株式会社設立のための「OCR用申請用紙」は、現在配布されておらず、オンライン登記申請や磁気ディスク(CDやFD)、専用の申請書での提出と代わりました。
http://houmukyoku.moj.go.jp/tokyo/page000046.pdf
また現在、法務局が推奨しているのはオンライン申請です。この様にネットワーク時代の各種申請は、より手軽かつ正確に行える内容に変わっているのです。これも業務改善のひとつと言えますね。
自分自身の知識の習熟度を測ることや資格取得のための試験では、OCR用紙はまだ現役で活躍しています。試験の場合、機器を揃えることや不正の問題から、まだ活用しているところも多く、しばしばマークシート試験を受けることもあるでしょう。
多くの人数が試験を受けるため、採点するのを簡略化するために開発されたのがOCR用紙です。機械処理で自動的に読み取り、正確性とスピードを重視する。そして、前にも後にも不正を防止するといった点ではベストかもしれません。
もちろん、すべてが万能というわけではないため、徐々にデジタルに変わっていく可能性もあります。しかし、導入するためにはコストや予算の問題もあるため、状況によっては緩やかに変わっていくでしょう。
OCR用紙で使われるのは、伝票もそうです。郵便局に行けば振込用紙も見つけられます。光学的に読み取ることで、自動処理できるのはOCRの持つ技術です。特にOCRの技術はAI(人工知能)と連携させることでできる幅が広がります。OCR用紙はそのままでも内部では高度な処理を行っている可能性もありえますね。
OCR用紙についてあらためて考えてみました。今のOCR技術の多くは、紙やホワイトボードに書かれたものを読み取り、テキスト化することに注目を集めています。比較的新しい技術ではなく、かなり昔からOCR用紙と機械処理で業務効率化を図っていたことがわかりますね。
マークシートや伝票など身近なものでOCR用紙を見つけることができます。しかし、法務局が処理する会社設立のための申請で使われていたOCR用紙は、事実上廃止になっています。昔の技術も業務改善で変わってきていることを知ると面白いですね。