2018.04.10
画像やPDFファイルにOCR処理を行うことで、どのようなことができるようになるのでしょうか。
OCRとは、2つの側面から紐解いていくことができます。
光学文字認識:Optical Character Recognition
光学文字読取:Optical Character Reader
上は技術で使われることが多く、下は装置や機器の方で使われることが多いです。
「OCR処理」という言葉は、画像やPDFデータに対して透明なテキストを埋め込むことで、処理を施した後は、文字検索できるようになります。また、データ整理や業務の自動化に重宝します。
また、伝票や帳票をOCR処理し、出力結果をRPAに渡して入力をさせることで人の作業が簡略化されます。
OCR処理を応用することで、様々な分野への転用が可能となるのです。
一昔前に流行した自炊(冊子や本を自分でデータ化すること)は、OCR処理を通じてデータ化します。単純に読み込んだ文字画像をテキスト化するだけでなく、図やイラストなどにもテキスト処理を施すことができ、気になる図やイラストも検索にかけることができるようになります。
それと同じ様に、様々なグラフや表なども文字を埋め込み検索することで、探し出すのに時間短縮できます。
データ化し読み取れるようになっただけでなく、RPAで作成したロボットに業務を任せることができるようにもなります。RPAやAI(人工知能)がデータを読み取りやすい形がとても良く、OCR処理はオートメーション化をする上で必要な技術と言えます。
OCRの精度が高ければ、目視で確認する回数が減っていきます。OCRは古くからある技術ですが、様々なところで役に立っているのはすごいことですね。
OCR処理は、書類などをスキャニングしてテキスト化していくプロセスになります。冊子や本を電子書籍化するだけでなく、画像データに必要な情報を埋め込むこともできます。
特にRPAやAI(人工知能)は、OCR処理を施して対象物を見つけ出します。そうすることで人が介在することなく自動処理が進んでいくのです。これは、アナログからデジタルへ。デジタルからデジタルへ。どちらでも対応できるのが素晴らしいところです。
様々な技術を組み合わせて、新たな仕事を生み出すためにもOCR処理は必要不可欠なのです。