2018.03.01
「UiPath」は、RPAの開発環境を提供している会社です。創業者はマイクロソフト出身のDaniel Dines氏で、ルーマニア発のスタートアップ企業。
RPAの基盤となるソフトウェアロボットを簡単に作ることができる開発環境「UiPath Studio」を提供しています。エンタープライズ向けの有償版だけでなく、無償版も提供されており、RPAがどのようなものか触れてみたい人にとって嬉しいですね。
今回は、UiPath社が提供するサービスとどういった方向けの内容か、導入を検討している企業にとって必要な情報をまとめました。
RPAの導入を考える時、どれくらいのコストになるのか、とても気になりませんか?
大規模な会社であれば、業務改善に対しての費用対効果が見えるため、導入に至るまでは早いかもしれません。
しかし、小規模の会社やスタートアップ企業であればあるほど、導入コストはゼロに近い方が検討しやすくなります。ましてや、人手が足らずにパンクしてしまうマイクロ法人ならば、喉から手が出るほど欲しいのは間違いありません。
UiPathの無償版は、教育機関や非営利団体だけでなく、小規模事業者(具体的には年間売上が100万ドル以下、または250台以下のワークステーション環境)であれば利用可能です。
できる限りやりたくない(けれどもやらなければいけない)業務をUiPathでプログラムし、ロボットに仕事を任せてしまおう。
UiPath社が提供しているRPAプラットフォームは、世界的にも認められており、RPA業界最大規模の開発チームが、半年スパンでのサイクルで製品を提供しています。
特徴としては、あらゆる環境下での多様なプロセスを自動化する幅広い対応力と変化への対応力。そして、素早く確実に実行するという迅速性。少数のロボットが多くの業務を遂行するといった柔軟力。企業規模の運営を可能にした強固なセキュリティなど。
企業が抱えている業務の自動化を可能にするオープンタイプのアーキテクチャです。
人間側は、ロボットに与えた業務を完璧に遂行できているかの監督業務に徹し、実際の実務はプログラムされたロボットが正確に実行します。
UiPathを導入したあとは、どのように操作していくのか。スムーズに組み込むためには気になることがたくさん出てきます。。ITに強い方がいれば、経験や直感で進めていくことは可能かもしれません。しかし、そうでない方ならば、システム環境を理解していくことから始める必要があります。
そこで役に立つのは、UiPath公式のビデオチュートリアルです。基礎的なことから、Excelとデータテーブルの自動化、データ操作など、肝となる部分が学べます。
本来ならば、コンサルタントを入れながら理解していくことですが、できる限り自分たちで行いたいと考えている企業にとってありがたいサービスですね。
RPAのリーディングカンパニーである、UiPath社のサービスについてまとめました。どうしても、RPAの導入は、大規模な会社におけるコスト削減や業務改善に目が行きがちです。しかし、UiPath社が提供する無償版(フリーソフト)は、教育機関や非営利団体だけでなく、年間100万ドル以下の小規模事業者も活用できます。
スタートアップ企業や零細企業でヒューマンリソースが不足している企業こそ、導入を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。